1本39円とは思えない美味しいネギマ。実はネギじゃなく…

一口サイズとはいえ、お皿にギュウギュウに乗ったネギマは何とも圧巻!まずは、ビールと一緒にいただきます。このヴィジュアル、お酒好き、焼鳥好きには120点満点の光景ですよね。
噂のネギマ、実物を手に取ると分かるのですが、挟まっているのが長ネギではなく、淡路島産の玉ねぎを使用しているとのこと。ムチっとジューシーで香ばしいモモ肉に、醤油ベースのタレが甘味の強い淡路島産の玉ねぎと合わさり、全体にやや甘めの焼鳥。お子さんも好きな味だと思います。

この甘辛の焼鳥には、卓上の七味や山椒の相性もぴったり。一口サイズでパクパクと焼鳥を頬張りつつ、お酒をグイっと飲む。すると、あっという間に10本完食。何十本も食べる人がいるのも納得のサイズ、美味しさです。
他にも、気になる焼鳥がいっぱい揃っています。
心残りとも呼ばれる「つなぎ」、親鳥である純鶏(じゅんけい)と同じく親鳥のぼんじりである「ひねさんかく」。また、創業当時からある「手作り里芋チーズボール」や「トロロ焼き」などと共に追加で注文。もちろんネギマの追加も忘れません。
焼鳥屋の醍醐味がたっぷり味わえる店
![トロロ焼き(短冊入り)480円 + 手作り里芋チーズボール480円 [食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2025/10/20251018-yakitorisakura06.jpg)
手作り里芋チーズボールは、ふっくらマッシュした里芋フライの中からチーズがとろり。短冊状の山芋が入った鉄板焼きのトロロ焼きも旨い。そして、お腹にたまる想像以上のボリュームでした。

追加で頼んだ焼鳥がまた、いい。強い歯応えと旨味が詰まった「純鶏」、締まった身質に旨味の強い「ひねさんかく」。歯ごたえの楽しさ、香ばしさ、旨みという焼鳥の美味しさが全部詰まった「つなぎ」も食べたあと、圧倒的ボリュームの骨付きモモのオーブン焼きが登場。

ニンニクたっぷりでスパイシー、クリスピーでパリパリに焼き上がった異次元の存在感に圧倒されました。
『焼鳥のさくら』ではネギマはもちろん、希少部位もアレンジメニューも思う存分に堪能できます。まるで焼鳥屋のフルコース!

「焼鳥屋というのはあくまで庶民の味方。予約なしでフラっと立ち寄り、気軽に美味しく食べられる店を目指しています」と福井さん。
しかし色んな楽しみ方ができる良店とあって、現在は人気が出て予約推奨店になりつつあり、嬉しい悲鳴ながら不本意でもあるとのこと。しかし店舗拡充も視野に入れているとのことなので、大阪でフラッと気軽に焼鳥といえば、『焼鳥のさくら』という日もそう遠くないかも知れません。
(撮影・文◎けいたろう)
●SHOP INFO
焼鳥のさくら 今里店
住:大阪府大阪市東成区大今里西1-30-20
TEL:06-4308-4866
営:17:00~24:00(料理L.O.23:00、ドリンクL.O.23:30)
休:不定休
備考:46席、個室なし。クレジットカード利用可
https://yakitorinosakura.net/
●著者プロフィール
けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。