フライパンで手軽に蒸し料理が楽しめる

蒸し料理というと、昨今はせいろが脚光を浴び、電子レンジ用スチーム容器なども根強い人気がありますよね。でも、著者が今気に入っているのは『家事問屋』の「蒸しかご」。ステンレス製の丈夫な素材に、スリムなデザインが魅力で、直径24cm以上のフライパンで蒸すことができる便利なキッチン道具です。

取っ手付きのかごなので、蒸す以外には揚げ物の油切りに浸かったり、野菜を洗ったり、油揚げの油抜きをしたり、様々なシーンで活躍します。
蒸しパンを作ってみた
![[食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2025/03/2020309-mushikago05.jpg)
これまで電子レンジで一回ずつ温めていたのが、蒸しかごを使えば偏りになく、均一に温め直しができるところも気に入っています。

使い方は、フライパンに少量の水を張って、蒸しかごと蒸したい食材をセットするだけ。今回はホットケーキミックスを使った蒸しパンを作ってみましたが、生地もふわっと仕上がりました。

蒸し野菜も思い立ったらすぐに作れる

蒸し野菜を作る時は、よく洗った皮のままの野菜をザクザクと切って、乗っけるだけ。蒸しかごの魅力は、食材をいっぺんに調理できるところです。せいろよりも気軽に使えますし、フライパンと少量の水があれば準備OK。

蒸し野菜って色も鮮やかで、ビタミンなど栄養素も流れず丸ごと摂取できるのが良いですよね。ゆで卵は半熟トロトロに仕上がるので、黄身にディップしながら野菜を食べるもおすすめ。ゆで卵だけで作る場合は、半熟は5分、固ゆでは10分を目安に作ってみてください。
何より、お手入れの簡単さが好き

あえて注意点を上げれば、水が少量なので時間が長くなる場合は蒸発しきってしまう可能性があります。餃子など蒸す時間が長くなりそうな食材の時は、時折足し水をして様子を見てみてください。
「蒸しかご」は、取っ手が付いているので、スポンジで洗ったあとはS字フックなどでつるして水切りができます。そのまま吊るして収納もでき、食器棚にしまう場合でも場所を取らず、すっきり片付きますよ。
(撮影・文◎亀井亜衣子)
●DATA
家事問屋
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