吉祥寺を代表する焼鳥店『いせや総本店』へ。焼酎に入れると10倍ウマくなる液体の秘密とは【中央線1人飲み】

吉祥寺を代表する焼鳥店『いせや総本店』へ。焼酎に入れると10倍ウマくなる液体の秘密とは【中央線1人飲み】
「吉祥寺で一人飲みできる店」として、多くの人が筆頭にあげるであろう名店『いせや』

●東京生まれ東京育ち。中央線の飲み屋をこよなく愛するライター・松田義人による中央線一人飲み案内。今宵は吉祥寺を代表する名店『いせや総本店』へ。

 一時期より「首都圏住みたい街ランキング」の上位に君臨し、オシャレで穏やかなイメージがある吉祥寺。特に1980年代以降は、街並みがどんどんオシャレに変わっていき、当時まだ小さかった筆者でさえ、その変貌ぶりに驚きを覚えた記憶があります。

 しかし、そんなオシャレタウン吉祥寺に、今も昔もずっと酒飲みたちに愛され続ける名店があります。それが『いせや』です。

 前身の精肉店が創業1927年。後にこの店で焼鳥を出すようになり、精肉店から焼鳥店に完全にシフト。現在、吉祥寺で総本店、公園店、北口店の3店舗を展開中。

『いせや』北口店
『いせや』北口店

 公園店は井の頭公園の脇で穏やかな空気を醸し出し、一人飲みから家族連れまで様々なニーズに応えています。そして、最も新しい吉祥寺パーキングプラザ地下の北口店も、新しい顧客を獲得し続けているようです。

 そんな中、筆者が「一人飲み」として一番居心地よく感じるのが総本店。吉祥寺通り沿いにあり、連日焼鳥を焼いた際に出る煙がモクモクと立ち上がり、飲む気分だったわけではなくとも、ついつい赤い提灯に誘われて暖簾をくぐってしまうのです。