デカ盛りでウマすぎる蕎麦屋『松月庵』

最後は、都営三田線・志村坂上にある『そば処 松月』さんです。このお店の近くには、深夜の腹へりを満たしくれる立ち食いの『そばひろ』や、蕎麦懐石なども楽しめる高級店の『よし田』もあり、それぞれニーズに合わせて選べるので、そば好きにはたまらないエリア。

この『そば処 松月』さん、一見、どこにでもありそうな普通のお蕎麦屋さんに見えますが、普通じゃないのがそばの量。一般的に、そばを食べるとき、もりそば一枚じゃちょっと足りないから大盛りにしよう、なんて考える人は多いでしょう。しかし、ここの大盛りは危険です。

なにしろ、普通のもり蕎麦でも他店の大盛りの2倍以上はあり、大盛りをチョイスするとびっくりを通り越してもはや笑えるほどの量のもりそばが到着します。普通の人は、「これ、食べきれるのかな……?」と不安になるかも。
ただ、しっかりと冷水で締められた蕎麦は喉越しも香りもよく、これほどの量があっても最後まで飽きずにいただけるんです。

寒い時期には、温かいつけ汁の「鴨せいろ」もナイスチョイスだと思います。 12月31日は毎年店頭でテイクアウトのお蕎麦や天ぷら朝をから販売しています。私は毎年買いに行っています。 ちなみにお蕎麦は1人前で650円です。
(文◎土原亜子)
●プロフィール
荒川治
東京都内在住のタクシー運転手。B級グルメ好きが高じて、現職に就き、お客さんを乗車させつつ、美味い店探しで車を回している。中年になってメタボ率300%だが、「死神に肩をたたかれても、美味いものを喰らって笑顔で死んでやる」が信条。写真検索で美味しそうなモノを選び、食べに行って気に入ればとことん通い倒す。でもじつは、自分で料理を作ることも好きで、かなりの腕と評判。