焼台のDJブースより愛を込めて『ろばた焼き 富久松』【絶滅寸前!? 昭和メシ】vol.3

焼台のDJブースより愛を込めて『ろばた焼き 富久松』【絶滅寸前!? 昭和メシ】vol.3
食楽web

 足を運んだのは、山梨県富士吉田市下吉田。

 雄大な富士山を間近で見れるため、昼間は多くの外国人が集まってくる吉田市。近くには昭和通りという名称もあり、昭和好きにはたまらない昔ながらの雰囲気を残す町です。

 月江寺駅から徒歩7分ほど、情緒あふれる下吉田西裏通りを歩くと、「ろばた焼き 富久松」という看板と昭和の店構えに目を引かれます。

 うまい店ほど暗い夜道で光って見える。そんな直感を頼りにドアを開けてみます。

小道にお店の明かりが透けてくる
小道にお店の明かりが透けてくる

 そして、ドアを開けた瞬間、「あ!今日あたり」と思える景色が視界に飛び込んできます。

カウンター前に今日の食材が並ぶ
カウンター前に今日の食材が並ぶ

焼台のDJブース

 DJブースのようなレンガに囲まれた炉端の焼台から、ご主人が笑顔でいらっしゃい!と迎えてくれます。

 六角形を半分にしたようなカウンターとその焼台DJブースの前には地元のグルメな方々が集まっています。

 地元の方だけではなく、私のようなふらりとした一見さんにもやさしく、お店の仲間に入れていただける空気感は、ご主人と息子さんが作り出しているのでしょう。自然とカウンターのお客様同士での会話も弾みます。

DJ主人とクラブ客
DJ主人とクラブ客