“そばはダイエット向き”を勘違いするな! ボディメイクのプロが教える『富士そば』の賢い食べ方【外食やせダイエット】

そば屋のカレーやかつ丼。最小限のリスクで食べるには?

ミニかつ丼を食べるなら、わかめそばがおすすめ
ミニかつ丼を食べるなら、わかめそばがおすすめ

 そば屋の隠れ人気メニューといえば、カレーやかつ丼。富士そばにもそのセットメニューがありますが、そばがそもそも糖質の多い食べ物。そこにごはんがセットされちゃうと、さすがに糖質過多になるため基本はNGです。でも、どうしても食べたいならミニ丼に。

 揚げ物であるかつ丼は、当然良くはありません。ただ富士そばのかつ丼は、実際食べてみたところ結構旨い!(笑) チェーン店にありがちな、衣ばかり厚くて肉がめっちゃ薄いとかではなく、ちゃんと肉々しくておいしいんですよ。普通に良いかつ丼なので、味を楽しみたいなら「ミニかつ丼」がおすすめです。

 かつ丼を食べるなら、そばのトッピングにとり天などは乗せないこと! カツとそばでたんぱく質は十分足りてるので、とり天を足せばカロリーの上乗せになるだけです。ちなみに、他にもいろんなミニ丼がありますが、油をたっぷり吸ったかき揚げ丼はやめておこうね。

 また、カレーもダイエットには向かないメニューですが、そば屋のカレーって旨いんですよね。どうしても食べたければ、そばはやめてカレーのみに。とり天を1個乗せると、PFCバランス(たんぱく質、脂質、糖質のバランス)的には意外と悪くはなさそうです。結局、ここでもとり天頼みになってしまうため、扱っていない店舗だとちょっと難しいかも……。

そばを食べるベストタイミングは?

 そばは糖質。糖質は活動のエネルギー源になるため、朝や昼など活動前にとるのがベストです。「富士そば」の「朝そば」では、きつねかたぬきを選べますが、もちろんここはきつね一択です。

 逆に、夜に食べてあとは寝るだけというのが、一番ダメな食べ方。糖質がエネルギーとして消費されないため、体脂肪に蓄積されやすくなります。ただ、〆にラーメンに行くなら、そばを食べたほうが全然いいのも確か。むくみ対策で「わかめそば」にすれば、翌朝のすっきり感も大分違ってくると思います。もちろん、汁は残すのが前提ですけどね。食べるタイミングも内容も、少しでもベターな方を選ぶ、その積み重ねがあとで大きく響いてくるもんです。

結論

“そばはダイエット向き”を勘違いするな! ボディメイクのプロが教える『富士そば』の賢い食べ方【外食やせダイエット】
[食楽web]

 カロリーもPFCバランスも非公表で、店舗限定や期間限定メニューが多い「富士そば」は、ダイエッターにとってはメニュー選びが難しい店。危険が潜んでいる確率の高い限定メニューは回避し、オリジナルメニューから選びましょう。シンプルなかけそばに、とり天、ちくわ天、きつねなどでたんぱく質を補給し、若返りやむくみ対策としてわかめやほうれんそうを組み合わせるのがベストです。

 “そばはダイエットに良い”といっても、そば粉の割合が少なければ、その恩恵は受けられません。ラーメンやうどんに比べれば悪くはないけど、過信して食べに行くと思わぬダメージを食らうことも。トッピングはなるべくシンプルに、活動前の日中に食べるなど、基本的なルールを守ることが大切です。

今年も残りあとわずか! 大晦日に年越そばを食べる機会もあるかと思いますが、深夜に年越しそばを食べたら、その足で初詣に行くようにしましょうね。

(語り◎石本哲郎、インタビュー・撮影◎酒詰明子)

●プロフィール

石本哲郎

女性専門のパーソナルトレーナー。東京や神奈川にて、女性専門パーソナルジムリメイクや女性専門フィットネスショップリーンメイクを数店舗運営。女性のダイエットに関わる医学、栄養学、トレーニングメソッドについての豊富な知識と、自ら意図的に太ってやせる「減量」実験の成果から編み出した独自のメソッドで、のべ1万人以上の女性の体づくりを指導し、成功へと導く。ダイエットに悩む一般女性の指導をもっとも得意とし、「健康的かつきれいに女性の体を変える技術」には定評がある。代表作『神やせ7日間ダイエット』などを含め著書累計20万部を超える。

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