しらす丼にたこせんべいも。江の島で絶品グルメを楽しむための半日散策モデルコース

AM10:00|江の島上陸

レトロで可愛い江ノ電の江ノ島駅
レトロで可愛い江ノ電の江ノ島駅

 都心から江の島までは、新宿駅や東京駅から電車で約1時間。利用する列車によりますが、最寄り駅は片瀬江ノ島駅(小田急線)、江ノ島駅(江ノ電)、湘南江の島駅(湘南モノレール)の3駅です。

江の島弁天橋を渡れば、そこはもう江の島
江の島弁天橋を渡れば、そこはもう江の島

 駅に着いたら、まずは「江の島弁天橋」を目指しましょう。駅を降りると案内板や地図がたくさんあるので、迷うことはないはず。この橋を15〜20分、てくてく歩いて渡ると、そこはもう江の島です。

AM10:30|江の島弁財天仲見世通りでアイス最中を買う

青銅の鳥居は延享四年(1747年)創建、文政四年(1821年)に再建された歴史的価値の高いもの。これをくぐった先が「江の島弁財天仲見世通り」
青銅の鳥居は延享四年(1747年)創建、文政四年(1821年)に再建された歴史的価値の高いもの。これをくぐった先が「江の島弁財天仲見世通り」

 橋を渡って道沿いに歩くと、やたらと渋い雰囲気の青銅の鳥居が見えてきます。これをくぐると、そのまま「江の島弁財天仲見世通り」に入ります。

 ここは江の島を代表するスポット「江島神社」まで続く参道。道幅は2.75mで、狭く感じると思いますが、その理由は、江戸時代から幅が変わっていないからです。道の両側に飲食店や土産物屋など、さまざまなお店が軒を連ねており、見ていて飽きることがありません。

入口から歩いていくと右側にある『紀の国屋本店』
入口から歩いていくと右側にある『紀の国屋本店』

 この参道でまず立ち寄りたいのが、寛政元年(1789年)創業の老舗和菓子店『紀の国屋本店』です。名物は薄皮で手練りのあんを包んでふかした〈女夫(めおと)まんじゅう〉。寒い時期は、できたてをハフハフ頬張るのが最高ですが、温かい季節は、〈アイス最中〉(370円)が断然オススメ。

〈アイス最中〉(370円)。この日は小倉アイスをチョイス
〈アイス最中〉(370円)。この日は小倉アイスをチョイス

 自家製の手練りあんと甘すぎないアイスをパリッと香ばしい最中でサンドしたスイーツです。これをかじって体をクールダウンさせつつ参道を冷やかすと、風情があってイイ感じです。

 ちなみに最中のカタチ(ハマグリ・ホタテ・サザエ)と、アイスの種類(バニラ・小倉・抹茶)は自由に選択可能。この“マイ最中アイス”が作れるのも地味に楽しいです。

●DATA

住:神奈川県藤沢市江の島2-1-12
TEL:0466-22-5663
営:8:00~18:00
休:水曜(祝日の場合は営業・繁忙期は無休)

AM10:50|『あさひ本店』の〈丸焼きたこせんべい〉

入口から歩いていくと左側にある『あさひ本店』
入口から歩いていくと左側にある『あさひ本店』

 甘いものを食べたら、今度はしょっぱいものを食べたくなるのが人の性(さが)。お次はこの仲見世通りで人気の『あさひ本店』へ。〈丸焼きたこせんべい〉(500円)が大人気の行列店です。

〈丸焼きたこせんべい〉500円
〈丸焼きたこせんべい〉500円

 この〈丸焼きたこせんべい〉、その名の通り、小麦粉をまぶした新鮮なタコを2〜3匹、185度という高温のプレス機で1トンもの圧力でプシューッと押しつぶしてカリッカリのおせんべいに仕上げた江の島の名物グルメ。

ぺったんこにプレスされるタコさんたち
ぺったんこにプレスされるタコさんたち

 パリッとかじると、タコの風味が口内にふわっと広がり、噛めば噛むほど旨味が染み出してきます。よく「名物に旨いものなし」なんて言いますが、これは別。スナックとしてかなり優秀です。

●DATA
住:神奈川県藤沢市江の島1-4-8
TEL:0466-23-1775
営:9:00~18:00
休:木曜