豆腐惣菜専門店がプロデュースしたヘルシーメンチカツ『五右衛門メンチ』

続いてもう一つのブランド『五右衛門メンチ』のメンチカツ。もともと『五右衛門メンチ』は、南町田などに直売所がある「五右衛門とうふ」を使用した豆腐総菜専門店『TOFU DELI GOEMON』によるブランドです。「五右衛門とうふ」のおからで育った清川恵水ポークを使用し、豆腐入りのメンチカツを提供しています。
やわらかい肉質と甘みを感じられる脂を併せ持った清川恵水ポークは、肉特有の臭みがないのが売りとのこと。果たしてその味はどんな感じでしょうか。

「五右衛門メンチカツ」「キャベツメンチカツ(チーズ入り)」の2種をいただきましたが、これがまた絶品。ブランド名を冠した「五右衛門メンチカツ」は、柔らかさとほのかな甘みが特徴で、揚げ物なのにさっぱりと食べられます。豆腐のおかげでヘルシーさがあり、肉の臭みもなく従来のメンチカツとは明らかに違う味わいです。

「キャベツメンチカツ(チーズ入り)」は、よりヘルシーな口当たりですが、この補強となるのがチーズ。全くくどくなく、こちらも上品な味わい。揚げ物と言うと「こってり」なイメージが強いですが、『五右衛門メンチ』のメンチカツは先入観を覆す美味しさでした。
『五右衛門メンチ』のカツサンドが絶品すぎて驚愕!

『五右衛門メンチ』では「五右衛門メンチカツサンド」という商品もあります。練りゴマとごまが入ったソースとメンチカツ、少量のキャベツをパンで挟んだもので、これが絶品。特製ソースが、メンチカツの肉や野菜の甘みをグッと引き上げ、これもまた上品な味わい。従来のカツサンドとは一線を画すもので「新しい味」として注目されるように思いました。

ハイレベルな味を提供する『五右衛門メンチ』ですが、デパートの催事などに不定期で出店される一方、町田市小川にある直営店でも販売されています。この直営店は無人販売で、奥の工場で作られ「できたて、揚げたて」のメンチカツ類を購入することができます。
まとめ
「次なる揚げ物ブーム」を牽引する予感をさせるメンチカツの2ブランドを食べ比べしましたが、どちらも従来のメンチカツとは違う味わいで、良い意味での期待の裏切りもまた注目を浴びる理由のように思いました。
この上で2ブランドの味わいの違いを言うと、『メンチの鉄人』は、肉汁溢れるジューシー路線。『五右衛門メンチ』は、豆腐や野菜が入ったヘルシー路線。「真逆」の違いを感じました。しかし、どちらも間食やおかずにピッタリの一品。「次なる揚げ物ブーム」を牽引するかもしれない『メンチの鉄人』と『五右衛門メンチ』。ぜひあなたの舌で双方の美味しさを確かめてみてくださいね。
(取材・文◎松田義人(deco))