●「店内に川が流れている店」として知られる沼津の喫茶店『どんぐり』。実際に足を運び、回転スイーツを食べて来た!
沼津ひものなどが有名な海に面したエリア静岡県沼津市。その中心部に『どんぐり』という喫茶店があります。昭和世代にとってはホッとするような古き良き佇まいの外観で、これだけで言えばごく普通の店構えです。
しかし、この『どんぐり』の店内にはなんと川が流れており、その川を流れるたる舟を介して、注文、メニューの受け取り、食器返却をするという独特のシステムを採用しているそうです。今回は、その噂を確かめるため沼津まで足を運び、同店の秘密と川に乗って流れてくるという回転スイーツを堪能することにしました!
客は皆「それが当たり前である」として過ごしている
沼津駅から徒歩2分ほどの沼津仲見世商店街。このアーケードから少し脇道に入ったところに『どんぐり』と大きく店名が描かれた看板が見えます。冒頭でも触れた通り、外観はごく普通の喫茶店。店頭の食品サンプルには、パフェやあんみつなどの昭和レトロな甘味類やきしめん、ご飯類が並んでいます。
「店内に川が流れる」という噂が疑わしいと思えるほどに、ごく普通の昔ながらの喫茶店ですが、店内の縦長の巨大U字型カウンターには確かに川が流れています。その川を介して、客がオーダーしたメニューがどんぶらこ、どんぶらこと流れているのでした。
噂が本当だったことを確認できた一方、店内にいる複数名の客は皆「それが当たり前である」と言わんばかりに川から流れてくるたる舟を受け取り、普通に過ごしています。この光景に驚きを隠せませんでしたが、筆者も「フルーツパフェ」「スペシャルあんみつ」をオーダーしていただくことにしました。