旨い店はタクシー運転手に訊け! 『いっぺこっぺ 飯田橋店』で“東京一美味しいカツカレー”を食べてきた

旨い店はタクシー運転手に訊け! 『とんかつ檍』が手がける“東京一美味しいカツカレー”を『いっぺこっぺ 飯田橋店』で食べてきた
食楽web

「旅先で旨いものが食べたければ、タクシードライバーに聞くのが一番」と言います。そこでB級グルメに精通する現役運転手・荒川治さんにイチオシのお店へ案内してもらいます。

 先日、お客さんを乗せて目白通りを走っていたら、飯田橋一丁目あたりで思わず「あっ」と小さな声を上げてしまいました。その理由は、東京一美味しいとんかつと言う人も多い『とんかつ檍(あおき)』のカツカレー専門店『いっぺこっぺ』を見かけたからです。こんなところに? と驚きました。

『とんかつ檍』といえば、蒲田、大門、銀座に店舗を構えるとんかつの名店。そして、その『檍』のとんかつを使用したカツカレー専門店が『いっぺこっぺ』です。こちらは蒲田と大門にあります。どの店も、昼時には大行列。その『いっぺこっぺ』が、飯田橋にあったのです。調べてみると、今年10月16日にオープンしたばかり。そう、つい最近できたばかりだったんです。

JR飯田橋駅から徒歩5分ほどの目白通り沿いにあります
JR飯田橋駅から徒歩5分ほどの目白通り沿いにあります

 思い返してみれば、『とんかつ檍』の大門店で初めて「上ロースかつ定食」を食べたのは3年前くらいだったでしょうか。今でも、その時のことはよく覚えています。

『檍』のとんかつは、千葉県の銘柄豚「林SPF」を使用。その豚の美味しさを生かすための衣や揚げ方はもちろん、食べ方も「塩で」というこだわり。

 しかし、当時の私はとんかつは断固、ソース派。しぶしぶ、最初の一口は何もつけずに食べてみたんです。衣がサクッと音を立て、肉の脂がじゅわ~っと口に広がった瞬間、「塩で」という意味がわかりました。脂がとても甘いのです。

 よくテレビで、タレントさんが食レポ中に「脂が甘い!」と叫んでいますが、あれを見るたびに「大げさだな」と疑っていたのですが、『檍』の豚の脂は本当に甘みを感じるのです。これをしっかりと味わうには、確かに塩が一番いい。

 つい『檍』のとんかつの話が長くなってしまいましたが、そんな『檍』の絶品とんかつにカレーをかけたら、一体どうなってしまうのでしょうか。気にはなっていたものの、私は『いっぺこっぺ』でカツカレーを食べたことがなかったんです。今回、飯田橋にオープンした『いっぺこっぺ』は、まだ行列の気配がなく、どうやら穴場のよう。そこで早速、食べに行ってきました。