どっちが優秀か徹底比較。業務スーパーと肉のハナマサ「冷凍&チルド食品」5番勝負

【先鋒戦】冷凍ご飯の人気商品「えびピラフ」を食べ比べ!

『肉のハナマサ』の「えびピラフ」(写真左)と、『業務スーパー』のえびピラフ(写真右)。業スーの方が若干褐色
『肉のハナマサ』の「えびピラフ」(写真左)と、『業務スーパー』の「えびピラフ」(写真右)。業スーの方が若干褐色

 本当はチャーハンor焼き飯で比較したかったのですが、『業務スーパー』は12月現在、取り扱いがなかったので、「えびピラフ」での比較です。

『肉のハナマサ』の「えびピラフ」は、オリジナルブランドの「プロ仕様 えびピラフ」(1kg 598円)。パッケージには「直火の丸釜で炊き上げた米をサクラエビエキスとチキンエキスで仕上げました。他の魚介類を加えてシーフードピラフベースとしてもご利用いただけます」と書かれています。

 一方、『業務スーパー』の「えびピラフ」にはパッケージには特に説明なし。公式サイトにも12月現在情報がありません。新商品じゃないし、もはやお馴染みの、みんな知ってる「えびピラフ」ですよ~。といったところでしょうか。

 両方を袋に書かれた通りにレンチン解凍したところ、業スーの方がやや褐色、ハナマサの方が白いことが判明。そして、ハナマサの方が若干しっとりしています。なのでパラパラにしたい場合は、ラップをかけて4分、ラップを外して1分解凍というのが良さそうです。

もしかしてシーズンにより変わるのかもしれないけれど、エビは業スーの方が大きい。数はハナマサ
もしかしてシーズンにより変わるのかもしれないけれど、エビは業スーの方が大きい。数はハナマサ

 具材はほぼ同じだけれど、ハナマサの方がとうもろこしがプラス、そしてハナマサの方が小さいエビ多めで、業スーは大きいエビで数は少ないけれど存在感あり、という感じです。価格が59円だけハナマサが高いけれど、これがトウモロコシ分? どちらもピーマンが小さい割にはしっかり主張しています。

 食べ比べてみると、ハナマサの「えびピラフ」はあっさり、じんわり美味しいのに対し、業スーの「えびピラフ」は、ブイヨンをまとったような味わい。旨みがしっかり感じられます。ということで、超独断ですが、先鋒戦は『業務スーパー』の「えびピラフ」の勝利!

【次鋒戦】子供も大人も大好きな「ハンバーグ」を食べ比べ

『肉のハナマサ』の「お肉屋さんのハンバーグ」(写真左)と、『業務スーパー』の「ハンバーグステーキ」(写真右)。ハナマサの方が一回り大きい
『肉のハナマサ』の「お肉屋さんのハンバーグ」(写真左)と、『業務スーパー』の「ハンバーグステーキ」(写真右)。ハナマサの方が一回り大きい

 次鋒は、ハンバーグ対決です。買ってわかったんですが、実は両方とも『チキン』ハンバーグ。肉はチキンが軸で、プラス牛と豚の脂を入れて、合い挽き感を出しているようです。ハナマサのハンバーグに牛肉または豚肉が入ってないのに驚きです。

 そして業スーは冷凍で、ハナマサは冷蔵なので、当然賞味期限はかなり違います。大きさも125gと150gで、ハナマサの方が一回り大きめ。値段は業スーが1個95円、ハナマサは2個322円(※1個161円)なので、ハナマサの方がお高めという感じです。

両方とも肉汁ジュワ~ではなく、肉みっちりタイプのハンバーグ。ソースなしでそのままでも十分美味しい
両方とも肉汁ジュワ~ではなく、肉みっちりタイプのハンバーグ。ソースなしでそのままでも十分美味しい

 実際に食べてみると、ハナマサの方は、手ごね感があります。肉の繊維感を感じる食感に対し、業スーはプリっとみっちり。ぶっちゃけ、お弁当屋さんのハンバーグ感たっぷりです。「あ~知ってる味だな」となります。『業務スーパー』なので、お弁当屋さんが使っていて当たり前ですが。焼き目の付け方も絶妙で、肉の使い方は、やはりハナマサの方が上と言えるかもしれません。ということで次鋒戦はハナマサの勝利です!

【中堅戦】あると超便利なレトルト「カレー」を食べ比べ

(左)ハナマサは具だくさん。(右)業スーは具なし。見た目が全然違う
(左)ハナマサは具だくさん。(右)業スーは具なし。見た目が全然違う

 牛すじやじゃがいも、にんじんがゴロゴロ入ったカレーVS具なしカレー。最初は一方的な勝利になるのかと思いきや、実は違った!

 ハナマサの「具だくさん牛すじカレー」は750g入りで、1人前を業スーと同じく250gと考えると3人前、業スーは250gの5袋セット。つまり3人前518円と5人前338円で、圧倒的にコスパがいいのは業スーです。賞味期限も具なしだからなのか、ハナマサのカレーと比べて1年近く長いです。

 ハナマサのパッケージには「カレーライスはもちろん、うどん、スパゲティ、焼きそばなどにかけても美味しくいただけます」と書かれています。そして業スーのカレーのパッケージには「じっくり炒めた“あめいろ玉ねぎ”と完熟トマトのペースト、3種のフルーツでベースを作り、爽やかな酸味とコクのある大人の中辛カレーに仕上げました」と書かれています。ハナマサは多様性を、業スーはこだわりを紹介している、というところでしょうか。

(左)ハナマサは牛すじ、とろっとろで、結構入っているので満足感あり。(右)業スーは意外にも上品、ホテルカレー!
(左)ハナマサは牛すじ、とろっとろで、結構入っているので満足感あり。(右)業スーは意外にも上品、ホテルカレー!

 ハナマサの牛すじカレーは野菜ゴロゴロ、牛すじトロトロで、食べ応え十分。牛すじ独特の旨みがしっかり感じられます。それに対し、業スーのカレーは、品があって味のバランスが完璧。銀色のソースポット、グレイビーボードに入って目の前に出されたら、ホテルカレーと勘違いできるほど美味しい! おそらくですが、あめ色玉ねぎ、トマトソースだけではなく、マンゴーピューレ、濃縮りんご果汁、濃縮いちご果汁がいい仕事をしていて、フルーツの甘味や酸味が縁の下の力持ちとして、味に深みと華やかさをプラスしているものと思われます。中堅戦は、ハナマサのカレーの勝利! この値段でこのクオリティに衝撃です。