「関西風雑煮」は白味噌ベースで親しみやすい味!

一番、親しみやすかったのは、関東風雑煮。鰹出汁がよくきいていて、すごくシンプルでした。一方、関西は、やはり甘みのある白味噌の味がとてもユニーク。確かにこれがお雑煮として育ったら、これ以外は考えられないくらい個性があります。
ブリが入った「博多雑煮」

博多雑煮は、なんとブリを使っています。地元では年末、市民によるブリの争奪戦が繰り広げられるほど、新年を迎えるにあたってなくてはならない食材だそう。アゴと煮干しで取った出汁は深みがあり、ブリのジューシーさを引き立てます。これは贅沢なお味!
島根の「出雲雑煮」はシンプルながら個性的な味わい

出雲雑煮は、鰹と昆布の出汁に丸餅に岩海を合わせた非常にシンプルな構成ですが、非常に個性的で磯の香りが豊か。この汁に餅の組み合わせがとても新鮮でした。
いくらを乗せた贅沢な新潟の「鮭雑煮」

鮭雑煮は、大きめにカットされた人参やこんにゃく、里芋など具材に食べ応えがありました。北海道の三平汁を思わせる味わいでほっこり。鮭の出汁もしっかり溶け出していて、深みのある味わいを楽しめますよ。
気になる雑煮の味は、公式ホームページでは「お雑煮という奇跡」と題したお正月に合わせた特別コンテンツで公開中。さらに、年末年始には全国15店舗の『茅乃舎』にて博多・関東・関西等のお雑煮試食を実施しますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
調査結果
雑煮はご当地で味付けや具材が全く異なる稀有な料理です。用意するのが億劫な方は、試食会などに足を運んでみてはいかがですか。