串カツに白湯麺も!『鳥貴族』に登場した冬限定メニューを食べてきた

香りがめちゃくちゃ良い!「デジカルビの串焼」

「デジカルビの串焼」360円(価格は全て税込)
「デジカルビの串焼」360円(価格は全て税込)

 1品目は「デジカルビの串焼」(税込360円)。ちなみにデジカルビは豚のカルビを指します。テーブルに運ばれた時からカルビの香ばしい匂いが、食欲を一気に駆り立ててくれます。公式ホームページによると「梨とリンゴのフルーティーな甘みと唐辛子を配合したタレに漬込みました」と記されています。

 味自体は濃いめですが、辛さの中に果実の甘さを感じます。皿に載っているコチュジャンベースの味噌ダレをつけるとよりガツンとした味わいになります。下に敷かれたキャベツを間に挟みながら食べて口の中をリフレッシュさせることで、最後まで美味しく食べられました。かなりコスパの高いメニューと言えるかもしれません!

品のあるビジュアル!「若鶏漬け焼-かつお昆布だし-」

「若鶏漬け焼-かつお昆布だし-」360円
「若鶏漬け焼-かつお昆布だし-」360円

 2品目は「若鶏漬け焼-かつお昆布だし-」。北海道産真昆布と枕崎の鰹節の一番出汁をベースした醤油ダレに漬け込んで焼かれた焼き鳥です。「デジカルビの串焼」とは打って変わって、出汁の風味がほのかに感じる一品です。

 タレや塩の焼き鳥とは異なるリッチな仕上がりになっています。ビールやハイボールよりは焼酎や日本酒をチビチビ飲みながら、食べると相性が良さそうです。鶏自体もジューシーで、若鶏本来の美味しさを堪能できるメニューです。また、皿に乗っているゆずの香りがするペースト状になった七味をつけると、ピリ辛になり上品な仕上がりになります。

ガッツリパワー系!「とり南蛮串カツ-オーロラソース添え-」

「とり南蛮串カツ-オーロラソース添え-」360円
「とり南蛮串カツ-オーロラソース添え-」360円

 3品目は「とり南蛮串カツ-オーロラソース添え-」。高知県のソウルフードであるチキン南蛮を『鳥貴族』ならではのアレンジを施したメニューです。ケチャップとマヨネーズをベースにウスターソースでコクを効かせ、さらにはニンニクの香りがガツンと来るオーロラソースが特徴的。串カツ自体にもソースがかかっていますが、オーロラソースをかけることで、より一層ジャンクな味わいになってお酒が進みます。

 衣は、サクッというよりはフワッとしています。中の鶏はかなり肉厚で食べ応え抜群。裏を返せば、そこそこお腹が満たされてきた後半に頼むと結構困ったことになるかもしれません。「デジカルビの串焼」同様にキャベツを挟むことで最後まで笑顔で食べられますが、年齢によって食が細くなった筆者のような人は序盤に注文することをオススメします。

パリッと食感と濃厚チーズが旨い!「しそチーズ春巻」

「しそチーズ春巻-スイートチリソース-」360円
「しそチーズ春巻-スイートチリソース-」360円

 4品目は「しそチーズ春巻-スイートチリソース-」。外はパリッと、中はとろ~りの食感がクセになる一品です。中には、ナチュラルチーズとしそが入っており、とにかくチーズが濃厚です。しそは、チーズを支える名バイブレーという印象で、程よい風味がアクセントとなり箸とお酒を進めてくれます。

 添えられているスイートチリソースは、甘辛いテイストで味変にピッタリ。ただし、ソースの味は、かなり強めなのでつけ過ぎるとせっかくのチーズの濃厚さや、しその風味が崩れてしまう恐れがあるので、美味しいからとつけ過ぎには注意が必要です。大人から子供まで幅広く好まれること間違いなしのメニューです。

カルボナーラのようなラーメン「牛骨チーズ白湯麺」

「牛骨チーズ白湯麺」360円
「牛骨チーズ白湯麺」360円

 最後に食べたのは、優しい白湯スープにチーズが加わり、優しい味わいになった「牛骨チーズ白湯麺」。“コクがありながらアッサリしている”という、ラーメン屋では食べたことが無いハイブリッドな麺類です。

 麺自体はモチモチしておらずしっかりとした噛み応えで、どこかパスタのような食感。スープは、ミルク風味なので“カルボナーラをラーメンにしたメニュー”と感じました。お腹を満たすため、というよりは締めに注文して、口の中を優しくしたいときに最適。寒くなるこれからの時期にもピッタリのメニューです。

『鳥貴族』は、限定メニューに限らず、ちょくちょく販売中止になります。「食べたい!」と思った時には今回紹介したメニューが売り切れている可能性は決して低くないため、気になる人は早めに行きましょう。

(撮影・文◎望月悠木)