【クイズ】『リンガーハット』の「皿うどん」は3つのうちどれ? ヒントはあのプルプル食材があるかどうか

気になる答えは?

『リンガーハット』の「長崎皿うどん」800円
『リンガーハット』の「長崎皿うどん」800円

 答え:『リンガーハット』の「皿うどん」はAが正解。ちなみにBが『大阪王将』、Cが『餃子の王将』でした。

『リンガーハット』の「皿うどん」には、唯一、さつま揚げが入っているのが大きなヒントでした。このように、3つとも見た目は似ていますが、具材や味わいもけっこう違います。そこで、それぞれのお店の皿うどんの特徴を紹介していきましょう。

リンガーハットの「皿うどん」はヘルシー&さっぱり

 では、おなじみの『リンガーハット』から。ここは専門店だけあって、「皿うどん」にもバリエーションがあります。

 基本の「長崎皿うどん」(量・普通800円)をはじめ、「ピリ辛皿うどん」、季節によって具材が変わる「彩り皿うどん」(量・普通930円)、1日分以上の野菜が採れる「野菜たっぷり皿うどん」(量・普通930円)など。

 今回はベーシックな「長崎皿うどん」を。筆者は何度も食べた味なのですが、こうして他店と比較すると、かなり違うことがわかりました。

皿うどんの本場・長崎ではソースをかけて食べるのが定番
皿うどんの本場・長崎ではソースをかけて食べるのが定番

 まず具材。前述したようにさつま揚げが入っているのがポイントですね。そして野菜は、キャベツ、モヤシ、ニンジン、キクラゲ。また、エビや豚バラ肉といった具材は意外と少量です。そして、野菜はかなり煮込んであるためか、クタクタ。そしてとろみが強いのも特徴です。

 麺は極細。パリパリで、とろみの強い餡と相性は良いのですが、今回、ほかの2店と食べ比べてみると、この餡の出汁の味わいも淡め。野菜の水気も多いので、ガッツリ食べたい腹ペコ野郎にはやや上品すぎるかもしれません。ご当地風にソースをかけて味にメリハリを出すとちょうどいい感じになります。

『大阪王将』はイカ、エビ、豚肉が盛りだくさん

『大阪王将』の「海鮮皿うどん」はイカやエビ、豚肉といった具材も大きい。
『大阪王将』の「海鮮皿うどん」はイカやエビ、豚肉といった具材も大きい。

『大阪王将』は、「海鮮皿うどん」(890円)という名の通り、大ぶりのイカやエビが入っているのが特徴です。豚肉もたくさん散りばめられているので、全体的に食べごたえアリです。餡のとろみはややゆるめ。中華スープ味をベースに、海鮮の香りや味もしっかり感じられます。

青菜入り。極細麺を揚げている
青菜入り。極細麺を揚げている

 また他店と違う点としては、「青菜」が入っています。これだけで色味がずいぶん華やかになりますね。麺は、スーパーなどで売っている出来合いのパリパリ麺と違って、極細麺をちゃんと揚げているタイプ。ややゆるめの餡と相まって、時間が経つにつれて麺がクタクタになってくるのも、楽しいです。『リンガーハット』と比べると、少々お高めですが、具材の贅沢感もあって実に美味。

『餃子の王将』の「揚げそば」は旨味たっぷり!

『餃子の王将』の「揚げそば」(748円)
『餃子の王将』の「揚げそば」(748円)

 最後は、『餃子の王将』です。こちらは「皿うどん」ではなく、「揚げそば」(748円)と名乗っています。3店舗の中で一番リーズナブルですが、量はかなりあります。

 具材としては、うずらの卵がてっぺんに載っているのがポイント。そして大きくてぷりぷりのエビ、大きくて柔らかい豚バラ肉も。その他、ナルト、キャベツ、モヤシ、ニンジン、キクラゲ。餡の量がとても多く、とろみも強めです。

餡の旨味が濃い
餡の旨味が濃い

 食べてみると餡の味も旨味も濃い。ベースの中華だし自体の美味しさが光ります。また、極細麺も香ばしく、このとろみの強い餡と麺とのバランスが秀逸です。

料理と一緒に運ばれてくる調味料たち。袋入りのカラシ2つも小皿で提供される
料理と一緒に運ばれてくる調味料たち。袋入りのカラシ2つも小皿で提供される

 そして具材の豚バラ肉もエビも、とろみのおかげで、プルプルした舌触りで弾力があります。ベーシックながら、過不足のない旨さです。

まとめ

各店舗ごとに個性がある(食楽web)
各店舗ごとに個性がある(食楽web)

 というわけで、3店の「皿うどん」を食べ比べてみましたが、筆者の好みとしては、『餃子の王将』の「揚げそば」が好きでした。

『リンガーハット』はややヘルシー過ぎて、肉や海鮮具材が少なすぎること。また『大阪王将』は具材たっぷりで美味しいのですが、お値段は高いわりには、餡の旨味がいま一歩。『餃子の王将』は、具材・餡の味ととろみ具合・麺とのバランスなどの総合力が秀逸でした。

(撮影・文◎土原亜子)