日本で6軒だけ! 『リンガーハット』の「myちゃんぽん」システムで超豪華な皿うどんを作ってきた!

アレンジ自由自在! 『リンガーハット』の「myちゃんぽん」システムで超豪華な角煮入り「my皿うどん」を作ってきた!
食楽web

「ちゃんぽん」といえばすぐに頭に浮かぶのが『長崎ちゃんぽん リンガーハット』ではないでしょうか。

 ざっと数えたところ全国に680店舗、そのほか海外(アジア、アメリカ)にもあるモンスターチェーン店です。もはや「ちゃんぽん」といえば、『リンガーハット』の味しか知らない、なんて人もいるのではないでしょうか。

 そんな『リンガーハット』に特別店舗があるんです。それは、自分好みにアレンジできる「myちゃんぽん」や「my皿うどん」が食べられるお店。全国にたった6店舗しかありません。

 その1つ、『リンガーハット 東京東久留米店』に行って作ってみました。

ちゃんぽんより皿うどん派です

 ところで、皆さんはちゃんぽん派ですか? それとも皿うどん派ですか?

 筆者は断然、皿うどん派です。揚げ麺にとろりとした餡かけ。最初はパリパリの麺。しだいに餡によってクニャリとした麺の部分が登場し、最後は全部がクタクタの麺に変わる。さらに辛子や酢、はたまた長崎県民の定番であるソースがけなどで味変ができるのも嬉しい。

 つまり、皿うどんは、刻々と変化する味を存分に楽しめるわけです。一方、ちゃんぽんは、まったりとしていてずっと同じ味ですし、麺は伸びるだけ。ちゃんぽん派には申し訳ないのですが、筆者の頭の中では「10対0」くらいで皿うどんが圧勝なのです。

 というわけで、「myちゃんぽん」が看板ではあるのですが、筆者は「my皿うどん」を作ることにしました。

「myちゃんぽん」や「my皿うどん」のメニュー表
「myちゃんぽん」や「my皿うどん」のメニュー表

 どうやって自分好みの味を作るかというと、通常店と同じように着席してから、店員さんにオーダーしていきます。

「my皿うどん」(720円)の場合は、
(1)餡(あん)を選ぶ(鶏ガラor減塩鶏ガラ)
(2)麺の種類(パリパリめんor太麺)と量(1玉or1.5玉)を選ぶ
(3)追加の具材を4種類(もやし増量、おんど卵、コーン増量、ピリカラ)から1品選ぶ

 というふうに選んでいきます。

 ちなみに「myちゃんぽん」(690円)だと、
(1)スープを選ぶ(とんこつorみそorしおorしょうゆor減塩とんこつ)
(2)麺の量(1玉or1.5玉or2玉)を選ぶ
(3)追加の具材を4種類(同上)から1品選ぶ

 といった具合。

 さらに別途有料ですが、50~450円までのトッピングを追加することができます。

 今回はベースとして餡は「鶏ガラ」、麺は「パリパリめん1.5玉」、追加具材は「おんど卵」(温泉卵)を頼みました。

 そして、ラーメンのごとく、トッピングも試してみようと、最も高価な角煮(450円)とチンゲン菜(150円)をプラス。さらに変化球でホルモン(180円)も入れちゃいました。合計1,500円。そこそこお値段は高めですが、ここでしか味わえないオリジナル皿うどんです。構いませんとも!

登場したのは筆者の「my皿うどん」1,500円
登場したのは筆者の「my皿うどん」1,500円

 見てください。皿うどんの上にでっかい角煮がどかんと載った超豪華皿うどんが登場しました。こんなこと、絶対他の店ではできません。

 まずは、角煮から食べてみます。お箸でつかむとプルンプルン。コラーゲンが躍っています。口当たりもふんわりと柔らかく、八角の香りとコクある甘みが広がります。皿うどんを頼んだのに、まるで本格的な中国料理を食べているような気分。

 続いて、皿うどんの麺に箸を入れると、クニクニしたホルモンを掴んでしまいました。口に入れるとホルモンがプリプリで、鶏ガラスープがよくしみていて、臭みもありません。もつ煮を食べているような気分です。

 さあ、いよいよ麺です。角煮やホルモンの軟体系食材を食べた後なので、パリパリ、カリカリの麺が、いっそう美味しく感じます。とろっとした餡をまとってもなおカリッと感を失わず、液体浸透率はこの時点で7割といったところでしょうか。

 そして、角煮といえば辛子。ツーンとした辛子がまったり甘い角煮をピリッと引き締めてくれて激ウマ。今度はホルモンあたりに、ちょっぴり酢をたらして食べてみると、酢モツを彷彿させるようなうま味が広がります。

 酢やソースなどの液体をかけたことによって、いよいよ麺がややクタっとしてきました。

 そこで、追い打ちをかけるかのごとく皿うどん専用ソースを回しかけます。かきまぜると、今まで、別々に美味しかったものたちが一体となり、麺はくにゃりとしながら、甘、辛、酸といった味をどんどん吸収していきました。

 いやぁ、皿うどんってなんて偉大な料理なのでしょうか。きっと何を入れても美味しい。ちゃんぽん派の方もそう思いませんか?

 やっぱりどうしても腑に落ちないのです。長崎ちゃんぽんと皿うどん。セットで世の中に知られていますが、「ちゃんぽん」のほうが偉そうにしているような気がしてならないんです。

 ぜひ『長崎皿うどんリンガーハット』という店名の店舗も作って欲しい。とにもかくにも「my皿うどん」や「myちゃんぽん」を作りに、ゴールデンウィークに『リンガーハット』に出かけてみてはいかがでしょうか。

(撮影・文◎土原亜子)

リンガーハット myちゃんぽん

myちゃんぽんやmy皿うどんが頼める店舗は下記URLよりご確認ください
https://www.ringerhut.jp/special/mychanpon/