大阪で愛される謎料理「コロペット」とは? その正体を探りに老舗洋食屋『ネスパ』に行ってきた!

大阪で愛される謎料理「コロペット」とは? その正体を探りに老舗洋食屋『ネスパ』に行ってきた!
食楽web

●グルメ激戦区の大阪駅前第3ビルにある老舗洋食店『ネスパ』。4世代に渡って受け継がれる名物料理「コロペット」の正体とは?

 JR大阪駅から歩いてすぐの場所にある4棟の「大阪駅前ビル」。昭和なムードが漂う地下1階と2階のエリアには、居酒屋から喫茶店、レコード店、金券ショップ、マッサージ店など、ありとあらゆるお店がひしめき合っています。

 グルメ激戦区でもある大阪駅前第3ビルの一角にお店構えているのが、1928年(昭和3年)創業の老舗洋食屋『ネスパ』。「コロペット」という料理が有名で、数々のテレビ番組や雑誌で取り上げられています。

 大阪在住の筆者は、存在こそ知っていたものの食べるのは初めて。一体どんな料理なのかワクワクしながら行ってみました。

元船上コックが考案した謎メニュー「コロペット」とは?

 コロペットは船上コックだった初代が考案した料理で、オリジナル商品として商標登録されています。保存がきくエバミルク(無糖の練乳)を使ったホワイトソースを具材で包んで揚げており、濃厚かつクリーミーな味わいが特徴なのだそう。

 定番の具材は牛とえび、豚、鶏肉の4種類。土日には白身魚はしいたけ、山いもなど様々な種類が登場するようです。”コロペット”という不思議な名前の由来はわかっていませんが、秘伝のレシピは4世代に渡って受け継がれ、長年大阪人の胃袋を支え続けています。