![素手でマグロを炙る!? 圧巻の店主パフォーマンスがスゴい大阪・京橋の超行列居酒屋『とよ』に行ってきた!](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2023/12/20231220toyo01.jpg)
●大阪・京橋の大人気居酒屋『とよ』で最高の親父さんが作る絶品マグロ料理を堪能してきた
京橋で1番有名な居酒屋は? と聞かれたら、ほとんどの人がこの店と答える超有名な居酒屋があります。それが、『居酒屋とよ』です。その人気はとにかく凄まじく、『居酒屋とよ』の名は街を飛び出し、大阪を代表する店“大阪の至宝”と呼ばれています。
数ある口コミを調べると「マグロ料理が美味しく、親父さんが最高!」との声が高く、筆者も気になっていたお店です。実は何度かトライしてみたものの、休業日と重なりあえなく諦めていた筆者。料理はわかりますが、「親父さんが最高とは」なんだろう? その理由を探るべく、大人気居酒屋へ行ってみました!
開店前から大行列! 鮮度抜群の海鮮メニューが売りの『居酒屋とよ』へ
![(左)開店前の大行列。(右)オープンと同時に全席が一斉に埋まる](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2023/12/20231220toyo02.jpg)
『居酒屋とよ』は、JR環状線「京橋駅」北口から徒歩5分の少し高台にあります。開店1時間前になると、ものすごい行列ができ、推定100人くらいはいそうな雰囲気です。
ここは、マグロをメインにした海鮮居酒屋。新鮮な魚介類が楽しめると評判のお店です。開業して31年目を迎え、ますますの人気ぶり。店主の筑元さんの朝は早く4時から稼働。毎朝鶴橋市場、中央市場から仕入れをしています。1日で使うマグロの量は約50kgというから驚きです。
名物はマグロ料理! 旨くて豪華な「トロ盛り一人コース」
![「トロ盛り一人コース」3135円(価格は全て税込)](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2023/12/20231220toyo03.jpg)
名物はマグロ料理。赤身、トロ、大トロなど好みの部位を選んで注文します。今回チョイスしたのは「トロ盛り一人コース」(3135円/税込)。トロの他にも、ウニとイクラがたっぷり乗った巻物付きで、ボリュームも満点です。
![溶けるような食感のトロ](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2023/12/20231220toyo04.jpg)
口に入れてみるとトロは脂が程よくのり、めちゃめちゃ美味! たっぷりワサビを塗っても負けない力強さがあります。ウニとイクラも絶品で、満足度が高い一品です。
店主の圧巻パフォーマンス「マグロのたたき」は絶対“見る&食べる”べし!
![すごい火の勢いにびっくり](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2023/12/20231220toyo05.jpg)
しばらくすると、調理場に動きが。店主の筑元さんの周りに人だかりができ始めています。みんなこれを待っていた様子です。「マグロのたたき」の調理が始まりました。大きなバーナーに火をつけ、マグロを投入。するとなんと、箸やフライ返しなどを使わず、素手でマグロを炙りだしました。これはスゴい、なんだかスゴいぞ、熱くないのか?
![煙と炎の中、作られるたたき](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2023/12/20231220toyo06.jpg)
大迫力の火力の中、店主の調理は続きます。一度の焼きは約7~8人前で、注文が貯まってくると、一気に調理を開始するそうです。何度も繰り返し行われるたたきの調理。これは調理というよりもパフォーマンスで、お客さんも大喜び、最後には拍手が湧き上がります。
![名物料理の「マグロのたたき」660円](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2023/12/20231220toyo07.jpg)
名物の「マグロのたたき」がやってきました。鮮度が高く刺身でもイケるマグロを豪快に炙った一品です。ざっくり切った分葱をたっぷりと乗せて、ポン酢でいただきます。
![これはおすすめ! 必須メニュー](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2023/12/20231220toyo08.jpg)
香ばしく炙られたマグロは、刺身とはまた違った美味しさです。ポン酢と分葱との相性も良く、同店に来たなら絶対に注文するべきメニューです。ちなみに店主に、「素手は熱くないのか?」と聞いたところ、「熱いよー」とのこと。お客さんを楽しませるためのパフォーマンスに感動です。
まとめ
調理中にもお客さんにたくさん話しかける店主の筑元さん。ご年齢をお聞きすると、御歳70歳とのこと。「マグロはほぼ原価ギリギリで提供している」と話します。それでもお客さんに喜んで欲しいと、美味しいマグロと圧巻のパフォーマンスを披露するプロ根性に脱帽です。美味しいのはもちろん、筑元さんに会いたくて通う人も多い店。美味しい+楽しい居酒屋で、ここでしか味わえない食体験を感じてみてはいかがでしょうか。
●著者プロフィール
矢巻美穂(やまき・みほ)
国内外の旅行雑誌を中心に活動するカメラマンで、撮影から執筆・編集作業まで行う。単著としてネパール、台湾、ウズベキスタン、韓国、ウラジオストクなどのフォトガイドブックを執筆。近著は『東京で台湾さんぽ』(イカロス出版)。また、YouTubeで「旅ちゃんねる MinMin Tour」をオープン。これまで取材に行って、本当に美味しかった店や行ってよかった人気スポットを紹介。