見分けポイント1:山のような、森のようなブロッコリーを選ぶ

やっぱり同じ値段なら可能な限り、多きものを選んでしまうのが人の性というもの。無意識的に色合いも似ていて、一見してほとんど差が無いようなものを選んできてしまいましたが、ここからじっくりと観察してみましょう。

まずは横から見てみますと、若干ではありますが形が違います。左は横に広がるように育っていて半円のような形ですが、右は上に向かって盛り上がりがあり三角形になっています。
ブロッコリーを森にたとえた例がありますが、山のように高く、つぼみが森のようにギュッと密集しているのがポイントです。
見分けポイント2:茎に極力すが入っていない物を選ぶ

さて、ブロッコリーの茎の面を見てみましょう。断面が乾燥して、変色しているほど収穫して時間が経っていることがわかります。左は“す”(割れ目や空洞)が入っていました。
急激な成長に追い付けなかったために起こる現象で、食べる分には問題ありませんが、他にも選択肢があるなら避けた方が無難。もし“す”入りを選んでしまっても、グリルやフリットにして使うのもおすすめです。
見分けポイント3:緑色と紫色はOK。黄色はなるべく避けて!

案外見逃しがちですが、せっかく新鮮なブロッコリーを選んできても、すぐに調理せず、そのまま放置していると、次第につぼみが開き、花が咲いてしまいます。
全体的に黄色っぽくなっているものは収穫から時間が経ちすぎているサインです。こうなるとそのまま食べるには食感の悪さが気になります。
![[食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2023/11/20231109-brocory06.jpg)
3つのポイントを踏まえ、改めて購入してきたブロッコリー。緑を通り越して、青々しているものをチョイス。全体的にキュッとしまりがあり、持ってみると見た目に反してずしっと重さを感じました。
横から生えている葉もまだピンとしていて鮮度も良さそう! まれに紫色っぽくなっているブロッコリーもありますが、これは寒さによるものなので、湯がけばきれいな緑色に戻りますよ。

旬のブロッコリーはやっぱり湯がきたてが最高ですね。ブロッコリーには食物繊維の他、葉酸やビタミンCが豊富。旬の時期はおいしく、安く手に入りやすくなりますのでモリモリ食べたいですね。
調査結果
ブロッコリーを見分けるポイントは3つ。山型に盛り上がっているか、茎に“す”(空洞や割れ目)はないか、つぼみは開いていないか、です。見た目の大きさに惑わされず、持った時に重みを感じるものを選んでみてください。
(撮影・文◎亀井亜衣子)