注目のマックの新作「N.Y.バーガーズ」はどれが一番ウマい? 全部食べ比べてみた

「N.Y.デリ シュリンプタルタル」

510円(税込)
510円(税込)

 まずは1品目「N.Y.デリ シュリンプタルタル」。包みを開けると、四角いバンズからのパンの香りとえびカツからの香ばしい風味が漂ってきます。バンズの下には、えびカツと一緒にレタスとスライストマト、白いタルタルソースが同衾しています。

 さっそくパクリ。バンズのもっちり食感に続いてシャキっとしたレタス&じゅわんと瑞々しいスライストマトの味わい、さらにえびカツのサクサク感とシュリンプのプリプリ食感、タルタルソースのほどよい酸味、えびカツ全体から来る甘味と、美味しいウェーブが矢継ぎ早に押し寄せてきます。一発目から「うんめえなあこれ!」(笑)。それぞれの具材がバランスよく口の中に広がって、かぶりつく度に美味しいがやってくる感じです。これまでに幾度となくマクドのえびカツ系バーガーを食べてますが、もしかしたら「N.Y.デリ シュリンプタルタル」が過去イチの美味しさかもしれません。

「N.Y.肉厚ビーフ&ポテト」

550円(税込)
550円(税込)

 2品目は「N.Y.肉厚ビーフ&ポテト」です。こちらは包みを開けたと同時にデミソースの芳醇な香りが漂ってきました。側面から溢れ出るポテトフィリングと分厚さが伺えるビーフパティ、色味が違う薄い肉はベーコン、チェダーチーズの姿も確認できました。

 こちらもガブッとひと口。バンズの食感に続いて、ポテトフィリングの柔らかい食感とほんのりマヨ味、グレービーソースの濃厚な味わいからの肉肉しいビーフパティと、流れるように美味しいコンボが連鎖していきます。レタスやトマトなどの水気要素がない代わりに、チェダーチーズのコクとベーコンの旨み&塩味が埋没することなくしっかりと感じられ、濃ゆさとどっしり感の中に奥行きのある美味しさを作り出している…といったところでしょうか。うん、問題なくうめえです(笑)。

「N.Y.バッファローチキン」

480円(税込)
480円(税込)

 ラストは「N.Y.バッファローチキン」。公式サイトの「刺激的な辛さ」「※辛味が苦手な方はご注意ください」の一文が気になり、実食を最後にしてみたんですが果たして。香りは…身構えるようなスパイシーさはなく、普通に香ばしさを感じる程度。側面から見えるチキンパティのオレンジな衣が、ナゼか波乱の展開(?)を予感させてくれます。

 チキンパティの上にレタスとピクルス、マヨソースと、具材の構成はシンプルの一言。バーガーの角から、ガブッといっちゃいます。バンズ、レタスの食感に酸味が強くないマヨソースの味、サクサクの衣とチキン(モモ肉を使用)の味が…辛っらぁぁぁ! 唐辛子系のヒリヒリが舌をピンポイントで蹂躙します。バッファローチキンって、こんなに辛かったっけ!? バンズの甘味、レタスの水気、マヨソースの酸味が全く太刀打ちできない辛さです。

 がしかし、この辛さがひと段落するとすぐにもうひと口。ああ辛い、そしてまたもうひと口と、慣れていくに従って後を引く味わいがどんどん強調されていきます。合間にドリンクを挟みつつ(※用意必須です)完食。くっそう、何だかんだでうまいなこれ! 残しておいた2品も食べ切ってフィニッシュ。ごちそうさまでした!

まとめ

筆者のNo.1は「N.Y.デリ シュリンプタルタル」でした
筆者のNo.1は「N.Y.デリ シュリンプタルタル」でした

 3品いずれも個性たっぷりの美味しい味わいで、時間を置くこともなく一度に食べ切ることができました。正直なところ、どの辺がニューヨークなんだろうという気はしますが美味しかったので気にしません(笑)。

 では、筆者の“うんめえなこれ”センサーを最も震わせたバーガーを発表。ナンバーワンに輝いたのは「N.Y.デリ シュリンプタルタル」でした! 食感から具材のバランス、味わいに至るまで完璧な仕上がりで、その後に食べた2品の強い味わいを経ても、その評価は全く揺るぐことナシ。“美味しさの塊”といっちゃってもいいかなくらいに刺さりました。レギュラー化は無理だとしても、次回の「N.Y.バーガーズ」でも引き続き登場してほしい。

「シュリンプタルタル」には及ばなかったものの、「肉厚ビーフ&ポテト」と「バッファローチキン」もハイレベルな美味しさ。皆さんもどれかひとつといわずぜひ3品にトライして、刺さるバーガーとの邂逅を果たしてみてはいかがでしょうか。

(撮影・文◎河西まさあき)

●DATA

N.Y.バーガーズ

期間:2023年10月25日(火)~ ※期間限定・なくなり次第販売終了
販売:一部店舗を除く国内の『マクドナルド』店舗
https://www.mcdonalds.co.jp/