ランダムに入ったスーパーの栗、美味しさは「光沢」で見極めよ!

栗拾いをする場合なら、ずっしり重みのあるものやさわった時にずんぐりと丸くなっているものを選ぶとよいでしょう。ですが、スーパーでまとめて売られているものに関してはそうもいきません。
やはりポイントになるのは、表面の光沢です。照明に当たるとツヤっと反射するくらいのものを。

お店で買ってきたものを選別してみると、スカスカとしているものや傷になっているものも混ざっていました。指で押すとへこむものもありましたので、これ以上鮮度が落ちないように早めに食べましょう。

実の中に虫が入っている場合もありますので、水に浸けておきましょう。時間があれば丸1日おいておくと安心です。
湯がくときは塩を入れる

お湯に約1%の濃度になるように塩を入れます。栗のアクを抜くことが目的です。沸騰からおよそ40分、鍋の中で栗がゆらゆら泳ぐくらいの弱火にかけます。茹で上がったらザルに移し、冷めるまでそのまま放置しましょう。
蒸し栗にも挑戦!
![[食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2023/10/20231012-kurinotabekata06.jpg)
電気圧力鍋を使って蒸し栗を作りました。付属の蒸し台に栗を並べ、底に水を張り、約3~4分圧力をかけたらOK(使用機材により異なる場合があります)。冷めるまで、釜の中に入れたままにしておきました。

せいろで蒸す場合は約45分間、水が蒸発しきらないように適宜、水を加えながら。ちょっと面倒ですが、茹で栗と蒸し栗では食感や甘みの感じ方が変わりますので、ぜひお試しを。

比べてみると、湯がいた栗は甘みが強くしっとりしています。蒸した方は食感がほっくりしていて、あとから甘みが追いかけてきます。お好みに合わせて、旬の栗を楽しみましょう。
調査結果
栗はずっしりと重く、ずんどうな形で、光沢のあるものを選びましょう。すぐに食べない場合は、生のまま、保存袋に入れると冷凍保存ができます。
(撮影・文◎亀井亜衣子)