老舗餅屋の“本気”が詰まった幻の逸品。熊本『米白餅本舗』のいちご大福

老舗餅屋の“本気”が詰まった幻の逸品。熊本『米白餅本舗』のいちご大福
餅屋で販売される季節限定の「おっきないちご大福」

「自然豊かな熊本は、本当においしいものに恵まれている。僕が目指すのは、そんな熊本のおいしものを使って、食べた人が感動するような商品を作ることなんです」と語るのは、『米白餅本舗』四代目店主・田尻隆一郎さん。

米白餅本舗の人気商品「いちご大福」のなかでも、今の季節にしか食べられない幻の「おっきないちご大福」(440円)は、見て食べて感動すること間違いなしの逸品です。

江戸時代から熊本城を中心に栄えた熊本。その象徴である熊本城を望む水道町交差点近くに店を構える『米白餅本舗』は、明治43年創業という老舗餅屋です。

熊本市中心部の国道沿いに店を構える『米白餅本舗』
熊本市中心部の国道沿いに店を構える『米白餅本舗』

正月の鏡餅や祝い事の紅白餅、赤飯、1歳の誕生を祝う一升餅など、人生の節目に欠かせない餅文化を支え、100年以上にわたり熊本の人々の暮らしに寄り添ってきました。

幻のいちご大福「おっきないちご大福」

すべてL3サイズ以上の「ゆうべに」をつかった「おっきないちご大福」
すべてL3サイズ以上の「ゆうべに」を使った「おっきないちご大福」

一般的ないちご大福は、いちごとあんこを求肥で包んだものですが、「うちは餅屋だから、餅を使うことにはこだわりたかった」と言う田尻さんが、試行錯誤の末に作り上げたのが、米白餅本舗の特徴的な「いちご大福」です。

求肥ではなく「餅」を使うのが、米白餅本舗のこだわり。丸餅に切り込みを入れ、いちごとあんこを挟んでいく
求肥ではなく「餅」を使うのが、米白餅本舗のこだわり。丸餅に切り込みを入れ、いちごとあんこを挟んでいく

その販売までの道のりには多くの苦労があったそうです。

餅は時間が経つと固くなる性質があります。出来たてをそのまま食べるのであれば問題ないのですが、餅で作った大福を店舗に並べ、消費者が購入して……という時間を考えると、そうはいきません。

何度も試作を重ね、2年の歳月をかけてたどり着いたのが、餅ならではの食感と味わいを残したまま、固くなりにくい餅。田尻さんの餅への思い、食べる人への思いがこの餅を生み出しました。