●『らあめん花月嵐』の新作はスパイスカレーの名店監修の一杯。早速食べに行ってきた
看板メニュー「嵐げんこつらあめん」を始めとする多彩なラーメンが大好評の人気チェーン『らあめん花月嵐』では、8月2日より期間限定販売の新作ラーメン「SPICY CURRY RAMEN 魯珈(スパイシーカレーラーメンロカ)」を提供しています。
東京・大久保で営業中の超人気カレー専門店『SPICY CURRY 魯珈』店主の齋藤絵里氏が監修した今回のラーメンは、煮干しベースのスープにカルダモンやクミン、ブラックペッパー、クローブ、フェンネルなどのスパイスを用いた特製スープを使用。もやし、高菜、みつ葉、ハーフカットの味玉に加え、お店の看板メニュー「魯肉飯」の魯肉(ルーロー・甘辛く煮込んだ豚バラ肉)を具材に、中太ストレート麺を組み合わせています。
全国各地の有名&人気店とのコラボや「戦国武将らあめんシリーズ」などのお店オリジナルラーメンを期間限定メニューに据えている『らあめん花月嵐』ですが、異業種であるカレー専門店とのコラボは10年以上の歴史を重ねている同店でも恐らく初の試み。果たしてどんな味わいを体感させてくれるのか、お店での実食で確認してみたいと思います!
まさに旨辛! スパイスMAXの「SPICY CURRY RAMEN 魯珈」
店内が賑わっていたこともあってか、約20分とかなりの時間を要してからラーメンが到着。漂う香りは従来のカレーではなく、かなりスパイス寄りです。
まずは気になるスープから。オレンジがかった色味にどれだけ辛味が来るのかと軽くビビりつつ、レンゲでひと口。思ったほど辛さは感じません。さらっとした味わいでスパイスの風味と酸味、その奥からカレーを感じさせる味、スパイシーな辛さがじわじわと広がってきます。ザラッとした極小粒の舌触りを感じますが、それがスパイスなのかベースの魚介なのかは判断できず。食感的にイヤな感じは全くありません。
続いては麺。中太で若干ウェーブがかかっており、スープをしっかりと拾ってきます。食感はつるっと柔らかめで、スープが麺自体の味を際立たせてくるような、何とも面白い味わいです。
具材のもやしと高菜はスープに浸かり切っているのに、もやしはシャキシャキ、高菜はポリポリの食感に続いて高菜らしい酸味が来ます。ちょっとだけ添えられているみつ葉も含め、それぞれの味が主張しつつスープの味わいにしっかりマッチしています。味玉にかかっているのはスパイスのクローブで、とろっともっちりの黄身とぷりんとした白身に甘い香りをプラス。スープと一緒に口へ入りますが、違和感皆無の美味しいテイストを感じさせます。
そして最後は魯肉。豚バラ肉の柔らかい食感と、噛み締めるごとに煮汁の甘さがじわ~っと出てきます。これは麺にもスープにも合う、まさに万能の味&美味しさです。
麺ともやしが早々になくなり、味玉も瞬殺。高菜や魯肉をレンゲですくいながらスープをゴクゴク。具材がほぼなくなったところでスープをゴクゴク。合間にお冷を挟んで、ヒリヒリした口の中をリセットしてまたスープをゴクゴク…と、スープの味わいを目一杯堪能して完食。ごちそうさまでした!
まとめ
複雑な味わいを備えたスープに、『SPICY CURRY魯珈』の人気カレー「ろかプレート」をインスパイアした魯肉と高菜の具材など、細部に至るまでこだわりを感じさせる仕上がり。その結果…かどうかはわかりませんが、カレーラーメンというよりもスパイスラーメンといった方がしっくり来る味わいでした。こうなると、迷った末にオーダーを見送った同時発売のサイドメニュー「ROKAキーマカレー」(280円/税込)で、スープと一緒に美味しくいただくというのが大正解だったのかもしれません…。
とにもかくにも、スパイス好きな方にはピンポイントで刺さると思われる「SPICY CURRY RAMEN魯珈」。お近くの『らあめん花月嵐』で、そのお味をぜひ存分にお楽しみくださいませ!
(撮影・文◎河西まさあき)
●DATA
SPICY CURRY RAMEN 魯珈(スパイシーカレーラーメンロカ)
期間:2023年8月2日(水)~ ※期間限定・なくなり次第終了
販売:国内の『らあめん花月嵐』(一部店舗を除く)
http://www.kagetsu.co.jp/