一瞬で美味しい桃を見分ける方法は柄にあり!?

そこで目安になるのが、皮表面に浮かんだ斑点と形です。白い斑点は傷かな? と思われがちですが、実は“果点”と呼ばれ、桃が熟して糖度が上がってきた証拠。バナナで言えば、黒い斑点が浮かんできた時と同じ状態と言えます。

買ってきた時にすでに熟れている場合はすでに食べ頃ですが、まだ硬そうな時は常温で追熟させましょう。あまりさわりすぎると傷になってしまうので、持つときは手のひらで包み込むように。
綺麗に美味しく味わえる「桃」の剥き方

ということで、毎年桃を剥き続けて30年以上になる母に実際に剥いてもらいました。母曰く、「ちょうど良く熟れた桃は剥きやすい」のだとか。皮も剥がれやすく、果肉もほどよく弾力があるので、“桃はやさしく包むように持つ”さえ意識すればOKとのこと。


中心に包丁を入れてぐるっと切り込みを入れたら、両手でねじるようにして半分に割ります。アボカドと同じ要領ですが、桃は一層やさしい力でねじりましょう。

桃の皮が薄くて、剥きにくいイメージがありますが、ちゃんと熟れて食べ頃の桃ならするりとはがれるように剥けます。果肉と皮の間に包丁を入れたら、あとは流れにそって引っ張るように。

皮を剥いたら桃の大きさによりますが、種に向かって4等分から6等分に切り落としたら完成です。綺麗に剥けたときの桃は、おいしさも増す気がしますね。よく熟しているので、味も濃く、甘みもあります。
まとめ&保存方法のこと
桃の美味しい見分け方は、皮表面の白い斑点と形に注目してみてください。ちなみに桃を保存したい時、桃農家さんが教えてくれたやり方は、1個ずつアルミホイルに包み冷蔵庫の野菜室へ入れるのが良いそうです。我が家でも食べきれない桃は、その方法か、アイス用に果肉を冷凍しています。
(撮影・文◎亀井亜衣子)