【ファミリーマート】炙り焼き製法と濃いめのタレで強い食べ応え!「上 鹿児島県産うなぎ蒲焼重」

続いて『ファミリーマート』のうなぎ重をいただきます。今年の『ファミリーマート』は複数のうなぎ関連商品をリリースしていましたが、比較的安価なうなぎ重以外はいち早く予定数に達し完売。7月26日の発売時点で購入できるのは今回いただく「上 鹿児島県産うなぎ蒲焼重」か、さらにハイスペックの「特上 鹿児島県産うなぎ蒲焼重」のみのようでした。

『セブン-イレブン』のうなぎ重よりも濃いめのタレと、炙り焼きによって火入れされた身の美味しさにより、全体的には強い食べ応えで、ご飯が次々に進みます。口にするたびに「精が出る」ような錯覚を覚えるほどで、筆者的には「まさしくこれを求めていた!」的なうなぎ重でした。

人によっては、「いやあっさりしていて繊細なうなぎのほうが良い」、「タレもさっぱり目のほうが良い」といった意見もありそうですが、この暑い時期、このうなぎ重のような強い味わいのほうが筆者的には美味しいように思いました。
【ローソン】創業70年の老舗監修のタレが美味のクラシカルうなぎ重!「うなぎ蒲焼重(1/2尾)」

最後は『ローソン』で7月27日より発売となった「うなぎ蒲焼重」。他社同様に『ローソン』でも複数のうなぎ関連商品を展開していましたが、変化球的なものやアレンジものはなく、あくまでもスタンダードなうなぎ重にこだわっている印象です。それもそのはず、今年の『ローソン』は、創業70年の老舗『八重洲鰻はし本』監修のタレを採用し、「うなぎの本来の味を楽しんでもらえるようにしている」とのことです。

実際に食べてみると、『セブン-イレブン』と『ローソン』の間をいくような印象で、あっさり・ふっくらとした身を楽しませてくれながら、濃いめのタレでガツンとした食べ応えもある満足感のあるうな重でした。

このギミックなしのクラシカルな味わいが実に美味しいわけですが、少し残念だったのは、ご飯の量が控えめの約200gだったところ。まぁ純粋なうなぎ重として考えれば、今回食べ比べた中で最安になるので、不満とまではいきませんが、もし「うなぎとご飯をガッツリ食べたい!」という人はやや物足りなさを感じるかもしれないな、とは思いました。
まとめ:一番美味しかったのは『ファミマ』! ただし、『セブン』のあっさり感とコスパ良しの弁当、『ローソン』のクラシカル感も悪くない!
ここまでコンビニ各社の4種のうなぎ重をいただきました。『セブン-イレブン』の「鹿児島県産うなぎまぶし弁当」は厳密にはうなぎ重ではない一方、コストパフォーマンスの良さとシャリの美味しさは特別で、これはぜひ食べてほしい一品だと思いました。
また、これ以外のうなぎ重はいずれも味だけでなく、個性と特徴がまるで違いましたが、うなぎをガッツリ濃いめで食べ応えを楽しみたい筆者は『ファミリーマート』の「上 鹿児島県産うなぎ蒲焼重」がダントツで一番美味しくいただくことができました。
他方、あっさりした口当たりでオシャレな印象さえある『セブン-イレブン』の「鹿児島県産うなぎまぶし弁当」も人によっては最も好む味わいでしょうし、『ローソン』の「うなぎ蒲焼重」のクラシカルな味わいもなかなか捨てがたいようにも思いました。
このように食べる人の好みによってベストチョイスは異なるわけですが、いずれにしても「コンビニのうなぎ」と言えども、専門店に負けず劣らずの味を提供しているのは確かです。ぜひ本記事を参考に、あなた好みのコンビニうなぎ重で、今年の土用丑の日、暑い夏を乗り越えてくださいね。
(撮影・文◎松田義人)