鶏モモ肉がドーン! ごはんが見当たらない「大人のチキンライス」の実態は?

注文後しばらくすると料理が運ばれてきました。こちらが『SALAO』の「大人のオムライス」です!
「ん? 大人の? オムライス?」。大人うんぬんは別としても、目の前にあるのはグリルチキン。そもそもごはんがサッパリ見当たりません。

チキンをよくよく観察すると、厚みがスゴい。鶏ももの1枚肉なのですが、横から見ると一般的なお肉の倍くらいにパンパンに膨らんでいます。

そう、秘密はこの分厚さ。この「大人のチキンライス」は、鶏ももの肉と皮の間にごはんが入っているのです。そして中に入っているのはケチャップライスではなくピラフという意外性。たしかにチキンとライスで、チキンライスですね。
グリルチキンとソースとピラフの相性が抜群

正体が判明したところで、いただきます。まずは中のごはんから。こちらはふっくらとした食感で優しい味のピラフとなっています。
お肉の方はというと、オーブンで焼かれてカリッカリッ、パリッパリッの食感。中のピラフのジューシーさとのコントラストが強めの仕上がりとなっています。
デミグラスソースは苦みが強いビターな仕上がりで、他ではあまり味わったことのない深みが感じられました。
![[食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2023/06/20230618-salao08.jpg)
ピラフ、チキン、ソースのそれぞれを単品で味わったので、全部を合わせて食べてみると、たっぷりとソースを纏わせたチキンライスの味わいはさらにアップ。ここでしか食べられない感や大人のチキンライス感は最高潮!
ピラフだけだと少し優しすぎる印象ですが、チキンやソースと合わせると抜群のバランスとクオリティでした。
まとめ
鶏もも肉にピラフを詰め込むという荒技とも言うべき一皿は、少し食べづらいかと思いましたが、カリッカリの皮はスッパリと鮮やかにカットできるので、想像よりずっと食べやすい。思ってるのとは全然違う「大人のチキンライス」でしたが、想像を楽々と越えてくるクオリティでした。
お店は外観こそオシャレではあるものの、こんな遊び心あるメニューを提供しているだけあって、店内の雰囲気は気さくな雰囲気。京都御所からも近く、京都の交通の中心でもある三条からも歩いて行ける場所にあってアクセスも便利なので、京都旅行の意外すぎるランチにオススメです。
(撮影・文◎けいたろう)
●SHOP INFO
SALAO(サラオ)
住:京都府京都市中京区御幸町通御池上ル亀屋町379 コンフォール御幸町御池フェルテ 1F
TEL:050-5872-5832
営:11:30~16:00(L.O.15:00)、17:30~21:00(L.O.20:00)
休:月曜(平日・祝日問わず)
●著者プロフィール
けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。