脂ギッシュな牛カルビで白飯ガッツリ！ ヘビー級の「倍倍牛カルビすたみな丼」を『伝説のすた丼屋』で食べてきた！

●背脂のコクと焼肉の旨みのコンビが“新化”！ 『伝説のすた丼屋』で卒業シーズンを乗り切るための超こってり豪快肉丼を調査

　ニンニクと生姜、特製ダレを効かせまくった豚バラ焼肉を茶碗3杯分の白飯にどどんと乗せた看板メニュー「すた丼」が大人気の丼チェーン『伝説のすた丼屋／名物すた丼の店』で、2月24日より期間限定新メニュー「倍倍牛カルビすたみな丼」を提供中。バワー漲る濃厚こってりテイストと肉肉しい食べ応えが、腹ぺこピープルズのハートと胃袋をワシづかみにしている模様です。

　今回のメニューは、昨年11月にレギュラーメニュー入りを果たした「倍倍すた丼」と、現在も販売中の期間限定人気メニュー「背脂牛カルビすたみな焼肉丼」の、いわばハイブリッド版ともいえるような構成。対「すた丼」比で脂の量は2倍、ニンニクの量は5倍、肉の重量は1.4倍と、まさにヘビー級の仕様となっています。テイストはコクと甘味を備えた特製ニンニク醤油ダレ仕上げの「倍倍黒」と、山椒系のシビれる辛さが特徴の「倍倍赤」の2種類が用意されており、味わいのアクセントとしてニンニクスパイスが添えられます。

　果たして、オリジナルの「倍倍すた丼」「背脂（略）焼肉丼」からどれほどの進化を遂げているのか。そのテイストを確かめるべく、お店での実食に臨んでみたいと思います！

　こんもりと盛られた牛カルビは、食べる前から味の濃さを感じさせる茶っ濃い色味とともに、食欲をそそる芳しい香りを漂わせています。ところどころに見える白くて四角いクラッシュニンニクと背脂が実に手強そう（苦笑）、ではさっそく牛カルビから行ってみましょう。

　今回の特製ダレ、濃ゆいなあ。煮詰めた感のある甘っ濃い味わいと香ばしい風味が、脂身が多くて柔らかな食感のカルビ肉とよく合ってます。一切れが大きめ＆厚めのため、口の中で噛み締めるごとに“今、肉を喰ってる感”が強いこと。背脂は大小さまざまなサイズが入っていて、適度に脂を抜いた仕上げでクドさはナシ。サリッと歯切れのいい食感がナイスです。

　添えられた生卵は黄身だけを乗せてみましたが、特製ダレの濃さに負けてマイルド感がちょっと足りず。別皿に取り分けておいた白身を加えることで、タレの味が落ち着いて食べやすくなりました。

　そして、もうひとつの添え物であるニンニクスパイスですが、小さな粒のカリカリ食感と風味が何とも絶妙なアクセントを加えてくれます。この味わいからして、最初からいきなり全部かけてしまうよりも、強い味に慣れてきた中盤以降にかける方が断然オススメです。

　インターバルの味噌汁とお冷で口の中をさっぱりさせながら、お肉をモグモグ＆ご飯をばっくばくと食べ進めて無事に完食。ああ～食った。ごちそうさまでした！

こってりをより求めるなら！

　派生メニューとして、牛カルビが並盛（通常盛り）の2倍になった「倍倍牛カルビすたみな丼・カルビW盛り」（1680円）と、唐揚げ3個がトッピングされた「倍倍牛カルビすたみな丼・唐揚げ合盛り」（1380円）も用意。なお、ご飯の量は「飯増し」（＋180円）、「無料飯増量」「ご飯少なめ」（ともに無料）でのオーダーが可能。爆盛りとなる「無料飯増量＋飯増し」（＋180円のみ）もできますので、合わせてチェックしてみてください。

まとめ

　ニンニクと甘っ濃ゆい味わいの特製ダレが織り成す強烈な旨みに加え、肉厚で脂身がプルンプルンの牛カルビ肉（重量130g）、そして肉の下にいる白飯と、テイストと丼全体のボリューミーさがともに圧倒的でした。それゆえ、中盤に差し掛かる頃には強い味に慣れて食べるペースが落ち気味になってしまうんですが、それをうまい具合にカバーしてくれたのが別添えのニンニクスパイス。ふりかけのような乾いた食感と風味が味変になり、再び食べる意欲を掻き立ててくれます。もしこれがなかったら、食べ切るのにもうちょっと手間取ったかもしれないです。いいものを添えてくれました。

　とにもかくにも、脂ギッシュな牛カルビで白飯をガッツリとカッ喰らいたい人には最適といえる「倍倍牛カルビすたみな丼」。今回実食を見送った「倍倍赤」と合わせて、お近くの『伝説のすた丼屋／名物すた丼の店』で思う存分にその美味しさを楽しんでみてはいかがでしょうか。

（撮影・文◎河西まさあき）