『ドミノピザ』の「ペパロニピザ」は、塩気と旨味が際立った一品!

というわけでここから本題の食べ比べ。まずは、『ドミノピザ』から食べていきます。『ドミノピザ』では「アメリカン」というメニューが、いわゆる「ペパロニピザ」にあたるものです。トッピングは「ペパロニ」、「チーズ」、「トマトソース」という潔さで、同ブランドの中では最もシンプルなピザと言われています。

口にしてみると、まず強い塩味を感じることができました。これは「ペパロニ」というより「トマトソース」や「チーズ」による印象ですが、かじった後半で、スパイシーな旨みを持つ「ペパロニ」の味わいが追いかけてきます。
シンプルでありながら、この塩味・複雑な味わいによって、一度食べたら忘れられない味になるピザのようにも思います。イタリアンピザよりも、味濃いめ&パンチ強めのアメリカンピザが好きな方は特にオススメしたい一品です。
「ペパロニを愛する人」に向けた大満足の食べ応え!『ピザーラ』の「ペパロニラバー」

続いて、『ピザーラ』の「ペパロニピザ」。その名も「ぺパロニラバー」です。直訳すれば「ペパロニを愛する人」となります。しかし、厳密にはこのピザに乗せられているのは、どうも「ペパロニ」とは異なる「熟成サラミ」のようです。
トマトソースをベースに熟成サラミ、マッシュルーム、オニオン、ピーマン、パルメザンチーズ、オレガノを乗せたもので、ダイナミックな味わいを楽しむことができます。

肝心の「熟成サラミ」も、前述の定義とはやや異なるものの、従来の「ペパロニ」に準じた複雑かつスパイシーな味わいで、全体の味をシメてくれているようにも思いました。クラシックなアメリカンピザを楽しみたい際には、間違いなく誰もが満足できる味、ボリューム感に、筆者は今回の食べ比べで一番美味しいと思いました。
コスパ最強&トッピング量も最強!『ピザハット』の「ペパロニピザ」

そして最後に、『ピザハット』の「ペパロニピザ」、「ペパロニ・シュプリーム」をいただきます。「これでもか!」と言わんばかりに乗せられたたっぷりの「ペパロニ」そして「サラミ」「チーズ」。見るからにしてアメリカンなイメージです。

実際に食べてみると、単に「たっぷり乗せればいいんだろ」的な足し算ばかりの味ではなく、全体の味わいが繊細でこれがまた美味。塩味、食べ応えともに強いパンチがあります。そこを「トマトソース」の強めの酸味がフレッシュにまとめてあげ、食べやすい印象を受けました。それでいながら他のブランドと比べてコストパフォーマンスにも優れており、特に好印象を抱いたピザでした。
「ペパロニピザ」の食べ比べでわかった各ブランドの個性とは!?

ここまで『ドミノピザ』『ピザーラ』『ピザハット』の「ペパロニピザ」を食べ比べしました。そこでわかった各ブランドは以下の通りです。
・『ドミノピザ』……塩味強め傾向。パンチある味わいを楽しみたい人向け
・『ピザーラ』……「ペパロニ」と言いつつ「サラミ」使用の一方、パンチと味わいともに十分で、完成度抜群
・『ピザハット』……「ペパロニ」「サラミ」を贅沢に使う一方、コストパフォーマンスに優れた一品
●まとめ:「ペパロニピザ」で見えてきた各ブランドの個性は、他のピザメニューをオーダーする際の参考にもなるかも!

食べ比べ、各ピザのレビューは、あくまでも独自のものですが、シンプルな「ペパロニピザ」だからこそ感じられた各ブランドの個性でもありました。
あなたはどの「ペパロニピザ」が気になりましたか? ぜひ本記事を参考に、好みの「ペパロニピザ」をオーダーしてみてください。また、この個性の違いは、他のピザメニューをオーダーする際の参考になるかもしれません。ぜひあなた好みの宅配ピザチェーンを見つけてくださいね。
(撮影・文◎中西ふみえ、松田義人)