普通の肉巻きじゃない！ 大阪の謎メニュー「肉巻き定食」を人気店『三ツ輪食堂』で味わってきた

お肉を卵で巻き込み、ダシで煮込んだ名物「肉巻き」

　無事に「肉巻き定食」と「かす汁」を注文してしばらく待っていると料理が到着。この卵料理が肉巻きのようです。

　パッと見た感じでもフワッとした玉子の中に肉が入っている様子が判るのですが、箸で割ってみると中から牛バラ肉がたっぷり。ダシがよく効いた優しい甘辛タレで牛肉が煮込まれていて、牛丼が玉子焼きの中に詰まったような料理でした。

　そのままでもおいしいのですが、こんな料理がごはんに合わないわけがないと、ごはんにワンバンしていただきます。これが予想を上回るおいしさ！　ごはんがどんどん進みます。

しみじみとした旨さがたまらない食堂料理

「かす汁」はたっぷりの味噌仕立てで、旨味が濃厚。野菜の存在感と鮭のダシがたまりません。あさり汁も魅力的でしたが、初志貫徹で選んで大正解でした。

　ダシの効いた肉巻きと旨味の詰まったかす汁の定食。決して派手さはないメニューですが、一口食べる度に思わず「はぁーっ」と幸せなため息がこぼれ出る優しい味の定食でした。

まとめ

　筆者が食べている間にもお客さんが何人か来ましたが、皆、「肉巻き定食」を注文し、市場で働く人など近隣の人に愛されている店の人気の高さが伺えました。

　アクセスがいいので大阪旅行の味変に立ち寄ってみてはいかがでしょう？　ただしお店は市場の中のなので朝の4時開店、14時閉店という朝型営業な点だけは注意が必要です。

（撮影・文◎けいたろう）