タレの甘みと卵が旨さを引き出す!コスパ抜群の「牛丼」

ランチ営業時間は11:30~14:00でラストオーダーは13:30。行列ができるという噂を聞いていたのでピーク後のなるべく遅い時間帯を狙い、平日の13:00過ぎに到着。待っているお客様は6名ほどと少なめで予想的中! 並んでいると、すぐに店員さんがメニュー表を持って来てくれました。
メニューはとてもシンプル。牛丼はお肉の量が3種類から選べるとのことで、店員さんに尋ねたところ、「女性は牛一倍でも十分です。お肉をたくさん食べたい方は二倍を選びますが、残す方も多いです」とのこと。女性である筆者に気を遣ってくださったようですが、お肉が大好きで絶対に残さない自信があるので、牛二倍で贅沢します。

あまりの美しさにうっとり。食べるのがもったいないと思ってしまうほどの、ミディアムレアの赤と茶色のコントラスト。甘いタレの匂いも相まって、さらに食欲が倍増していくのを感じます。
迷うのは、生卵の入れ方とタイミング。お店が推奨していたのは「卵をといて流し入れる方法」とのことでしたが、この日の気分は「黄身を中心にのせたい」という願望が強く、白身のみを丼のフチに沿って流しいれ、黄身は中央へ。

お箸をそっと差し込み、とろ~んと流れる黄身をお肉に絡ませている時間は、毎日頑張っている自分へのご褒美タイムのようなものです。
お肉を持ち上げると、大きいというべきか、広いというべきか、とにかくBIGサイズの1枚肉が何枚も折り重なっていて衝撃!

一口では食べられないくらいの大きさなので、半分ほど頬張ってみました。牛丼というよりすき焼きに近いような甘めのタレがまんべんなく絡んでいて、上質なお肉の脂がタレと混ざり合い口の中を駆け巡ります。卵が絡むことでまろやかさもあり、この一口だけで、とんでもなくおいしい牛丼に出逢えたことを実感しました。

ご飯には、お肉の旨味とタレの旨味が存分に染み込んでいます。ちょこんと添えられているワサビと一緒に食べると辛味で胃がリセットされたかのように、もっと食べたくなります。