県内の食材をふんだんに使った「地産地消」ビアホールでペアリングを堪能!

工場見学を終えたその足で訪れたいのが、工場に併設されたキリン横浜ビアホール。こちらは2023年4月11日にリニューアルオープンしたばかり。レンガ造りの重厚感ある建物全体がビアホールになっていて、店内は古くから西洋との窓口だった古き良き横浜をイメージした、レトロモダンな雰囲気でまとめられています。工場見学の参加者はもちろん、一般の利用も可能です。

こわだわりの空間では、工場から直送された鮮度抜群の「一番搾り」はもちろん、貴重な「一番搾りプレミアム」や「一番搾り<黒生>」、さらに「SPRING VALLEY 豊潤〈496〉」をはじめとするクラフトビールなど9種類がドラフト(生)で楽しめます。
そんな極上のビールたちと合わせる料理も実に多彩。聞けば、「地元の方にも日常的に楽しんでもらえるレストランに」という思いから、食材や調味料など随所に神奈川県産のものを使用。メニューにも、食材の産地や銘柄などがしっかりと明記されています。
さらに目を凝らしてメニューを見ると、それぞれの料理の「おすすめペアリング」なる項目を発見! そう、それぞれの料理と相性の良いビールも記載されているんです。これを参考にビールを頼んでもいいし、あるいはお気に入りのビールとの新たなペアリングを発見するのも楽しそうです。

今回、数あるメニューの中から選んだのが、前菜の盛り合わせ。それに合わせたのは「キリン一番搾り」です。いざ料理が運ばれてくると、プレートに8種類の前菜が盛り付けられていて、その内容とボリュームにびっくり。
いずれもビールとの相性は抜群なのですが、まず気に入ったのが、「自家製スモークナッツ」と「キャロットラペ」。スモーキーかつ香ばしい味わいのスモークナッツは「黒生」と、にんじんの甘味と酸味が絶妙なキャロットラペはもはや脇役を超えた存在感で「一番搾り」とよく合います。

そのほか、盛り合わせの主役とも言える「やまゆりポークを使った豚バラ巻き ピクルスのビールフリット」は、スイートピクルスに一番搾りでつくったバッター液を絡めてフリットした料理。ふんわりとした食感と豚肉の旨味、ピクルスのほのかな酸味が口中に広がり、ビールとの相性は言わずもがな。

みんなでさまざまな料理を囲んで、「これがピッタリ」「意外に合う!」など、ビールとの相性をあれこれ語りながら賑やかに楽しめるのは、まさにビアホールならではのお楽しみです。

また、前菜以外にも、メインとなる肉料理や、ピザ、パスタ、カレーなどさまざまな料理が充実しています。工場見学のついでに寄るもよし、出来たてのビールとこだわりの料理を満喫するためだけに訪れるもよし。キリン横浜ビアホールは、ビール好きの人にはたまらない魅力たっぷりのレストランでした。