山形イチの超行列ラーメン店『龍上海』で伝説の「からみそラーメン」を食べてきた!

山形イチの超行列ラーメン店『龍上海』で伝説の「からみそラーメン」を食べてきた!
食楽web

 山形は「ラーメン消費量全国1位」と言われ、県内には数多くのラーメン専門店があります。ただし他県に見られるような、各地域ならではの「ラーメンの傾向」みたいなものはなく、各店が考案した味のラーメンを提供しているのが特徴です。

 醤油もあれば、味噌や塩もある、なんなら日本そばに近いようなラーメンも……といった具合で、多彩な構成が山形のラーメン文化の特徴でもあります。そんなラーメン激戦区・山形において、頭一つどころか、三つ以上は抜きんでいるカリスマラーメン店があります。その名も『龍上海』。

外観はシンプル(食楽web)
外観はシンプル(食楽web)

 山形県南部にある赤湯温泉エリアで、今から64年前の1958年に開店。当時は贅沢品だったラーメンも出す食堂としてのスタートでしたが、後に名物となる「赤湯からみそラーメン」を考案。以降、この味に病みつきになった人が大挙として赤湯のお店まで食べに来るようになり、とんでもない行列店に発展しました。前述の通り、山形ラーメンには地域ならではの傾向はありませんが「山形を代表するラーメン」「東北を代表するラーメン」としてよく取り上げられるのが、この『龍上海』です。

 山形に行く度に、必ず『龍上海』に立ち寄る筆者ですが、今回改めてその味をいただき、さらに三代目店主の佐藤元保さんに『龍上海』のヒストリーを聞きました。