筆者は日本唐揚協会認定カラアゲニストなので、鶏のからあげをよく食べるのですが、実は丸鶏の素揚げ・半身揚げも大好き。そして筆者の経験上、素揚げ・半身揚げを“名物”とか“一番人気”とメニューに記載しているお店にハズレはありません。
理由としては、単純に素揚げは揚げるのが難しいから。複数の部位があり、骨付きで火入れの加減が難しい丸鶏や半身を、衣を付けずに揚げる…これは普通のからあげに比べ、相当な技術が必要。“名物”とうたうのは、そのお店の自信の表れでもある気がしています。
だから最近は、鶏の素揚げや半身揚げを看板メニューにしているお店の開拓も日々の楽しみのひとつ。発見すると、「お! こんなところに半身揚げの店が!」と、ついつい入店してしまうのが、ここ最近の筆者のクセになっています。
東京・府中市にある『DEN’s酒店 鶴亀』も、そうして見つけた半身揚げを名物とする名店の一つです。こちらで味わうべきは「半身鶏のカラアゲ~圧力フライ仕上げ~」(1408円)。圧力フライとはプレッシャーフライヤー(圧力フライヤー)のこと。肉の水分や風味、旨みを逃さずジューシーに揚げられるのが特徴。というわけで、一体どんな素揚げなのか、その美味しさの秘密をご紹介していきましょう。