今年(2022年)5月、中国発祥の“中華バーガー”の日本初となる専門店『秦妃ROUGAMO(シンヒ・ローガモ)』が東京・下北沢にオープンしました。この情報を初めて聞いたとき、思わず筆者は「これは絶対に行かないと!」と興奮してしまいました。
というのも、筆者は、中国・四川省に行った際に食べた「鍋魁(グオクイ)」というストリートフードが強烈に印象に残っていたからです。「鍋魁」とはタンドリー窯のような専用のカマドで焼いたカリカリのうす焼きパンの間に、スパイスの効いた肉とシャキシャキ野菜をたっぷり挟んだ、辛味・酸味の効いた四川風バーガーです。
四川では注文が入るたびに、店の人が新鮮な野菜やお肉にその場でパパッとスパイスで味付けして挟んで手渡してくれます。これが、味といい食感といい、なんとも形容しがたいほど美味しいんですよ。この「鍋魁」を食べるためだけに、四川に何度も行きたいと思うほど。
さて今回、下北沢にオープンした『秦妃ROUGAMO』は、中国・西安発祥のバーガー。現地では「肉夾モ(ロウジアモ/モは食へんに莫)」と呼ばれる、四川風とは少し違うタイプのバーガーです。エリアは違えど同じ中国のバーガーなので、これは期待大! というわけでさっそく行って食べてきたので、その模様をご紹介していきましょう。