厚みのあるカツ2枚がフワトロ卵の上にどーん!「たまごかつ丼・大学院」1298g

待つこと数分。目の前に提供されたのは、大ぶりのかつ2枚が乗った丼。早速計測です。直径19.5cmの器に高さ15cm。重さは1298g。お味噌汁は146g(共に器の重さを除く)なのでトータル1442g。想像していたよりでかいっ!
『豚大学』の豚丼の場合、公式で大学院が1000g、修士が1500g。なのでとんかつ学部の大学院は、豚丼の大学院と修士の間で、どっちかといえば修士寄り。そして某有名カツ丼チェーン店の卵とじカツ丼の並が1杯約400gなのを考えると、約3人前のボリュームです。

「とんかつの肉は、ジューシーさと食感を感じていただける分厚めのロース肉ですね。タレはオリジナルの割下。卵とじ、ではなく卵だけフライパンでふわふわに火を通し、その上にロースカツを2枚乗せています。カツの柔らかさと肉々しさを味わっていただけければ」。と話すのは、マネージャーの小川勝也さん。
そして気になる、揚げニンニクはどのタイミングで?「あはは~よく聞かれるんですよ~。お好きなタイミングで食べてください」。だって揚げニンニクがカツに乗っているの、初めてだから。「揚げニンニクが乗っているのも、『豚大学』らしさの一つ。『豚大学』といえば、やはりガッツリ、量が多い、そしてクセになるソースやタレが自慢。だから楽しんで食べてほしいですね」。

ということで、早速一口。程よくタレが染みたカツは中むっちり。1cm以上ある程よい厚さもいい感じです。そして卵フワッフワ。卵とじではないので、カツの衣のサクサク部分と、タレのかかったしっとり部分、そしてフルフル卵部分といろんな食感が楽しい! 和の味なんだけれど、どこかに香ばしさもある。この香ばしさも『豚大学』らしさの一つと思われます。
カツが2枚あると、ペース配分を考えずにどんどんいける! 白ごはん部分にもタレがかかっているので、掘り下げて行ってもずっと美味しい~! 甘辛タレ2度漬けの豚丼も美味しいけれど、新設学部のとんかつもたまらない、そして箸がとまらないっ! 途中から器を直接口につけて、ワシワシとかっこんでいきます。

ちなみにカウンターの壁には「学長おすすめの食し方」が貼ってあり、「たまごかつ丼」は「おすすめトッピンング 青ネギ・キムチ」と書かれています。青ネギ、キムチは各+120円。卓上には七味、特製ソース、からしマヨネーズが置いてあるので、これらをちょいがけするのも良さそう。
そして、大学院を完食するためのアドバイスを聞くと「間を開けないことですね。やはり時間がかかる人は残しちゃう。一気にいけっ!」とのことです。デカ盛りってやはり、スピードとかリズム感も大事なんだよなぁ~。

中盤までそのまま食べ進め、後半からは時々七味を振ったり、カツにからしマヨネーズをかけたりしながら味変も堪能。特製ソースをかけると、ウスターソース感アップ。フルーティさを感じる味に変わります。
そして、漬物のきゅうりとガリが口の中のリセットにいい。特にガリ! 酸っぱくてシャキッとして、肉や卵の甘みの対極にある絶妙な距離感。まさに箸休め! 正直、ガリをおかわりしたかったほど。カツにニンニク揚げたのがついていたのも初めてだし、トンカツにガリも初めての体験です。紅しょうがより個人的にはこっちがいいなぁ。

ちなみに大学院はシェア禁止、1人1品注文を。そして残した場合の持ち帰りは不可。なので、1.5kgレベルを普通に完食できる場合のみ注文を。ただ、テイクアウトがあり同額で販売しているので買って帰って家で楽しむことも可能です。
ロースカツ2枚にフルフルの卵、タレの染みたゴハンで美味さ抜群、気づいたら完食していた「たまごカツ丼(大学院)」。次回は「カツカレー」にするか、「ソースカツ丼」にするか。それとも3階で「豚丼」にするか。悩む、ほんと悩む。でもまたすぐ食べに来たいと思います!
(取材・文◎いしざわりかこ)