26cmの穴子がドーン! 神保町の老舗『はちまき』の大盛り「穴子海老天丼」が旨すぎた

26cmの穴子がドーン! 神保町の老舗『はちまき』の大盛り「穴子海老天丼」が旨すぎた
食楽web

「神保町に昔からある天ぷらのお店に、大きな穴子丼がある!」と聞いて向かったのは、三省堂前の交差点から、すずらん通りを少し入ったところにある『天麩羅 神田 はちまき』。1931(昭和6)年創業、という創業から91年目の老舗です。

 店頭には「江戸川乱歩先生 創業者 青木寅吉」と書かれた大きなモノクロ写真が飾られています。さすが歴史のあるお店。すごい人たちがいっぱいきていたのかも? 味はもちろん、エピソードにも期待しつつ暖簾をくぐります。

卓上に置かれたメニュー。穴子の大きな丼は「穴子海老天丼」。老舗の天ぷら屋さんの丼が800円からあるって魅力的
卓上に置かれたメニュー。穴子の大きな丼は「穴子海老天丼」。老舗の天ぷら屋さんの丼が800円からあるって魅力的

 席につき、早速メニューをチェック。大きな穴子丼と聞いていたけれど、メニューに「穴子丼」はなく、「穴子海老天丼」(1500円)を発見。そしてその下には「松天麩羅重」(1900円)があり、こっちも穴子天が入っている。果たしてどっち? と疑問に思いつつも、やっぱりお重ではなく丼では? ということで、「穴子海老天丼」をゴハン大盛りで注文。ちなみに大盛りは追加料金なしのサービス。ありがたい!

 天ぷらが揚がるまで、ちょっとお店の中をキョロキョロしていると、店内にも江戸川乱歩の写真と色紙が。さらにショップカードを見ると「主な常連様 江戸川乱歩、海音寺潮五郎、山岡荘八、佐野周二、三國連太郎、辰巳柳太郎」と書かれています。作家に俳優、まさに昭和のスターたちですね。ちなみに佐野周二は関口宏のお父さん、そして三國連太郎は佐藤浩市のパパです。そして、佐野周二は戦前神田に住んでいたそうなので、この店に食べにきていたというのも納得です。