盛りの良いトータル約1.3kgつけ麺が登場!

待つこと数分、目の前に現れたのは、濃厚そうなつけ汁、ツヤッツヤの麺、そして別皿に盛られた具。
まずは計測です。麺は900gで確定なのですが、サイズは直径19cmの丼に高さ約10cm。つけ汁は直径13cmの器に231g(器の重さを除く)。具はチャーシュー、卵、メンマ、ネギ。のり、柚子皮。海苔の上には魚粉が載っています。これがトータル164g(器の重さを除く)。ということは、汁まで完食すると、900+231+164なので、1,295g。ほぼ1.3kg! おお~、やはり侮れないボリュームです。

早速一口! 極太麺がとろみのあるつけ汁にしっかり絡み、口の中に一気に旨みが襲ってきます。最初に煮干し? 魚介の香りがブワッと、後から豚骨の濃厚でほのかな甘みが広がっていきます。
ツルツルの麺は存在感があって喉越しも良い感じ。でも極太なので、一気にすすると口の中いっぱいに。2口目からは麺をやや少なめにとり、一気に頬張らないようにして味わっていきます。濃厚なのにまろやかな美味しさ。たまらん!
「麺の太さは極太のストレート、山盛の場合通常の2.5玉分です。つけ汁は豚骨ベースに魚介をプラス、タレは醤油で、ややこってりした口当たりになっています」と部長の陳さん。そもそも、なんで900gまで追加料金なしでどう料金なんですか?「いや~。うちは今年で11年目なんですが、創業当時からですね。お客様に喜んでいただきたくて」とニッコリ。

そして、さらに追い討ちをかけるように「もちろん、割りスープもあるので、最後は割りスープで飲みきって味わってもらいたいですね。もちろん、ゴハンを入れて、おじや風にして味わうとたまらないですよ」。
濃厚つけ麺のシメは割りスープ、が鉄板ですよね。しかもゴハン無料サービスなんだから、投入して味わうべきです。絶対美味しい。もちろんそうしたい。がっ、目の前にはトータル1.3kg、割りスープとゴハンをさらに足したら、軽~く1.5kg超え。い、いけるのか自分っ!

900gの極太麺。食べても食べても、減った気がしない。高さが変わらない気がする。ちなみにつけ汁のおかわりも無料サービスなので、薄くなったり足りなくなっても安心! いや、胃袋の許容量は安心ではないが。
900gのボリュームで注文する人は、週にどれくらいいるんですか? と聞いたところ、「赤坂の店では2割ぐらいですが、学校の近くの店だと、学生のほぼ全員が山盛900gで注文しますよ。学生や建築関係の方々にとって、このボリュームは当たり前ですね~」、とまたまたニッコリ。
麺900gが当たり前の世界があるとはっ! トータル1.3kg以上を食べている人たちがそんなに存在するとはやはり大喰いの世界は侮れません。

途中で味に飽きてきたら、卓上にあるお酢や醤油などで味変をするのもお勧めとのこと。確かに、酢をちょっぴり垂らすと、甘みがさらにアップする感じ。さっぱりと甘さが加わった味になります。ただ、シメに割りスープとゴハンでいくなら、入れすぎないよう程々に。
割りスープはおそらく魚介系なのか、さっきまで豚感のあったつけ汁が、一気に魚介系さっぱりが強くなった味わいに。ゴハンを3口ぶんほど入れ、サラサラと食べると、あ~、シメって感じ。麺もいいけれど、ゴハンでシメるとどこかホッとします。

濃厚魚介豚骨の他にも、豚骨ベースにエビを効かせた、「えび豚骨塩拉麺」(790円)、「えび豚骨味噌拉麺」(830円)もおすすめ。また、12月~2月の冬限定で四谷にある人気店『灯花』監修の担々麺が登場しています。
また、毎月8日は春樹の日、ということで、えび拉麺が500円で食べられます。他にもスタンプカードやライン登録などで様々な特典があります。
麺900gの破壊力は、食後ちょっとたってから、お腹の皮が限界までパンパンになるほど。割りスープ&ゴハンまで楽しむなら、胃袋の許容量、2kg以上の方じゃないと、とんでもないことになります。
旨みがしっかりしていてほんのり甘い、優しい美味しさの『らーめん春樹』のつけ麺。次回は、大盛か得盛にして、スープ割りとゴハンまで余裕を持って楽しめるようにしよう、とパンパンのお腹をさすりながら心に誓ったのでした。
(取材・文◎石澤理香子)