笑っちゃうぐらいのヤサイマシマシタワーに歓喜!

1ポンド全マシを注文し、目の前に現れたのは、高い! 想像以上にでかい野菜タワー。もやしキャベツの上には牛すじのほぐし肉、その上に刻み生にんにく、そしてバター。ステーキなのに、ヤサイが笑っちゃうぐらいでかい。
早速計測。直径21cmの鉄板に、高さは約18cm(鉄板と木の皿の高さを除く)、重さは1,417g(鉄板と木の皿の重さを除く)。ということはステーキ肉が焼く前で450g、野菜などの全マシとスープで約1kgのボリュームってことになります。

鉄板からは熱々ジュワジュワの音、そして湯気もブワっと上がっています。ちなみにゴハンはセルフでおかわり自由。さぁ喰うぞ~。っと思ったところで、果たして、どこから攻めればいいの?
「別皿を用意しているので、ある程度ヤサイをそっちに移動してから、肉とヤサイを交互に楽しむといいですよ」と話すのは、五郎ステーキ開発者であり、マネジャーの白木さん。
ということで、別皿にヤサイを一旦移動し、肉が見えたところでいただきます!

まずは肉から。赤身肉で旨みをしっかり感じるのに重くない。ミディアムレアの焼き加減で、香ばしさも肉汁感もしっかり感じられます。しかもスープステーキだけあって、肉がしっとりスープをまとっているせいか、しっかり火が通った部分でも硬くない、しっとりジューシーでうまいっ!
そして、ヤサイタワーの上部にある牛すじとヤサイ、この相性がすっごくいいっ! 何なら、この牛すじとヤサイでゴハン一杯いけるぐらい旨い。さらに生ニンニクがピリッときいて、背徳感を感じる美味しさを作り出しています。

「ステーキ肉はUS産のミスジです。柔らかな肉質と、すっきりした後味がいいんですよ。スープはほぼソースに近い感じですね。飲むのではなく、肉やヤサイを絡めて楽しむものになります」と白木さん。
そもそも、なんで昼だけ『ステーキ五郎』になっちゃったんですか?
「実は、コロナ前からステーキで二郎系をやってみようと思っていたんですよ。コロナの緊急事態宣言後、いろんな飲食店が大変な中、ラーメン二郎だけは行列ができていたのを見て、これはやるしかないと」と白木さん。
なるほど。新橋サラリーマンのランチ戦争がコロナで大きく変わる中、ラーメン二郎の圧倒的な人気を見て、昼は『ステーキ五郎』になった、ということなんですね。
実際、『ステーキ五郎』が好評なので、現在はここNEXT 新橋店のほか、新橋店、浜松町店、赤坂店でもやっているとのこと。シングル150gなら980円で肉と山盛りヤサイ。勝手な想像だけれど、低糖質ダイエット中とか、身体を鍛えている人たちにもウケそうな気がします。
絶品唐揚げ「五郎揚げ」も人気メニュー

『ステーキ五郎』はランチタイムのみなので、夜の肉バル営業時間にはこのメニューは頼めません。そして、ランチタイム限定で注文できるのがもう一つ。鶏もも肉の大きな唐揚げ「五郎揚げ」(1個150円)。醤油&ニンニクベースのタレで下味のついた「五郎揚げ」は、外サクサク、中ジューシー。ステーキと一緒に頼む人も多いそう。
まず「五郎揚げ」とお酒で楽しんだのち、ステーキを頼んで、というのもありだなぁ。ランチタイム限定だから、週末の昼飲みにも良さそうです。そしてトッピングの「生卵」。これは「鉄板に残ったスープにゴハン投入して、生卵をかける。おじや風にしてシメるのがイチオシですよ」。なるほど!
肉汁やヤサイの旨みが染み込んだスープをゴハンに吸わせて卵でとじる。どこか、ちょっとすき焼き風のおじやを彷彿とさせます。ステーキ食べながらゴハンと、シメのゴハン、2杯ってことは、う~ん、トータル2kgになる可能性大、ですね。

ちなみに、ディナータイムはフィンガーミートのステーキや国産イチボのグリルなどが人気メニュー。そして驚愕なのが、入場料500円を払うと、ハイボール1杯60円、ウーロンハイ70円、アサヒスーパードライが160円とほぼ原価で飲める! おそらく2杯以上飲んだら入場料なんて元とれちゃうでしょ。と思える衝撃価格です。さらに、ライン登録すると、期間限定でドリンク一杯無料などのサービスも。
ヤサイマシマシですが、公式には約450g。ただその日によって多少ボリュームが前後するそうなのですが、ゴハン2杯分とヤサイ450g、そこから肉のボリュームをどれにするか、胃袋の容量次第で考えるのがオススメです。
でも次回はディナータイムに大酒飲みの友達と一緒に来るのがいいなぁ。美味しい肉と良心的な価格のお酒があれば、老若男女全般にウケそう。大勢では集まれな昨今ですが、プチ忘年会&新年会、または女子会にも良さそうな、魅力たっぷりのお店でした!
(取材・文◎石澤理香子)