約1kgのデカ旨カレー! 浅草橋『Curry peak』の「ロースカレー ライス特盛」を食べてみた

約1kgのデカ旨カレー! 浅草橋『Curry peak』の「ロースカレー ライス特盛」を食べてみた
食楽web

 古くは人形や花火の問屋街、最近ではハンドクラフトの街としても人気の浅草橋。ここに、オープンして半年なのに、話題のスパイスカレーを出す店があると聞き、向かったのは『Curry peak(カレーピーク)』。peakって、山頂、頂上のこと? “頂上”っぽいフィルムのカレーが食べられるの? 早速調査開始です。

 店は浅草橋の駅から徒歩1~2分。いざ店に入ると、1Fは厨房とカウンター席、2Fはテーブル席。メニューを見て、何を頼もうか考えます。
『Curry peak』のカレーは、野菜ベース(皿左側)とフルーツベース(皿右側)の合いがけスパイスカレー。別々に食べても、合わせて食べてもおいしいカレーとのこと。メニューを見ると、「ロースカツカレー」(950円)が人気NO.1、「チキンカツカレー」(900円)が人気NO.2のようです。

トッピングはバリエーション豊富な12種。いつかお金持ちになったらやってみたい、トッピング全部のせ♪
トッピングはバリエーション豊富な12種。いつかお金持ちになったらやってみたい、トッピング全部のせ♪

 ライスの量は少なめ200gから特盛450gまで4種類、辛さも普通から5辛まで選べます。ということで、ロースカツカレーにライス特盛+200円と、カレー増量+150円、辛さは普通で注文。ちなみにトッピングは、やわらかチキン1枚50円、チーズ150円など12種類。ロースカツも追加トッピング570円で可能です。逆に具なし、ライスとカレーのみ「ベースのカレー」(620円)、もあるので、ベース+好きなトッピングでオリジナルカレーを極めることも可能です。

「ロースカツカレー」950円+ライス特盛り+200円+カレー増量150円、トータル1,300円
「ロースカツカレー」950円+ライス特盛り+200円+カレー増量150円、トータル1,300円

 待つこと数分、出てきたカレーは、丸く高く盛られたゴハンの上にカツ3切れと、1/3ぐらいがカレーにつかったカツ3切れ。そして2色のカレー。トロミはない、サラサラとしたカレーです。

「ウチは粉を使わないカレーなんですよ。カツは低温調理で揚げているので、余計な脂分が抜けて、あまりもたれない、しかもやわらかく食べられるカツなんです」とオーナー。豚ロースを一度低温調理してから衣をつけて揚げるため、旨味はそのまま、だけどギトギト感はなし。そのカツに粉を入れないサラッとした2色カレー。なるほど、カツカレーなのにどこかヘルシー、脂分を取り過ぎない、体にやさしいカレーなんですね。

皿右側、フルーツベースのカレー。野菜ベースに比べて若干色は黄色が強いかも
皿右側、フルーツベースのカレー。野菜ベースに比べて若干色は黄色が強いかも

 低温調理のカツに合うよう計算されたカレーは、トロミのある定番のカレーより、カツのサクッ、ジュワッとした食感を引き立てます。クミン、コリアンダー、カルダモン、フェヌクリークなどのスパイスの配合は企業秘密。
 そしてお米はインディカ米とジャポニカ米を掛け合わせた「カレー専用米」を日本米に混ぜて炊いたもの。お米にもこだわりアリです。

皿左側、野菜ベースのカレー。フツーツベースに比べてややオレンジ色
皿左側、野菜ベースのカレー。フツーツベースに比べてややオレンジ色

 計測したところ、直径29cm、重さは1,086g(器の重さを除く)。楚々とした雰囲気ながら1kg超え。でもカレーだから余裕でしょ。まずはフルーツベースのカレーを一口、そして野菜ベースを一口。今度はゴハンと一緒に一口、そしてフルーツと野菜の境界線あたり、両方のカレーを一緒にすくって一口。楽しい。それぞれの味の違いやゴハンとのハーモニー、さらにカツとカレー、カツとゴハンとカレー、などなど、一皿の中でいろいろな味わい方が楽しめます。

カツは厚みのある豚ロース。低温調理で中はうっすらピンク色。外サクサク、中しっとり
カツは厚みのある豚ロース。低温調理で中はうっすらピンク色。外サクサク、中しっとり

 お皿の端に山盛りになったゴハンですが、食べ始めてみると、思っていたより量がある! ペース配分を誤ると、カレーが先になくなってしまうかも? しかし、卓上にはソースがあるので「カレーがなくなったら、カツとゴハンでどうぞ」とオーナー。ソースはとんかつソースなので、味変としても、カツにソースをかけて、カツ単品で味わうのもおすすめです。

オーナーの浅野林さん。中村信介さんとの共同経営で、オープンしてまだ半年なのに、すでに人気店!
オーナーの浅野林さん。中村信介さんとの共同経営で、オープンしてまだ半年なのに、すでに人気店!

 現在5辛までセレクト可能ですが、「今後は5辛以上、上限をとっぱらっていこうかなぁ」と話すオーナー。今後の展開が楽しみです。

 12時~13時のランチタイムは混雑することもあるけれど、中休みなし、通し営業のお店なので、時間帯をずらせば待たずに入店可能。テイクアウトもできるので、時間がない、家でも食べたい、という人には持ち帰りも良さそうです。

 2018年12月にオープンして半年。一部では“スパイスカレー版ココイチ”と評されるほど、トッピングや辛さなど自分の好きな味にカスタマイズできるカレー店。次回は、オーナーおすすめ、「ロースカツカレー」+チーズ150円+パクチー100円を注文決定です!

(取材・文◎石澤理香子)

●SHOP INFO

Curry peak(カレーピーク) 外観

店名:Curry peak(カレーピーク)

住:東京都台東区柳橋1-32-8
TEL:03-5829-8708
営:11:00~21:00(LO)
休:日曜