超激辛!黄孔雀の強烈な辛さに悶絶!

麺やトッピングのほか、スパイスに至っては、2種類まで無料で増量できます。クローブ、クミン、黒胡椒、ホアジャオ、コリアンダー、ジンジャーの6種類から選ぶと、店員さんが秤で分量を量ってくれます。筆者はホアジャオとコリアンダーをセレクト。麺は太麺、トッピングはパクチー増しで。

そして待つこと5~6分。「黒孔雀・醤油」のお出ましです。たっぷりかかったスパイスの赤い色彩に武者震いしつつ、まずはスープから。思ったほどの辛さはありません。コクのあるカレー味といった印象で、これならギブアップせずに完食できると確信。

食べ進めるうちに20種類のスパイスが徐々にミックスされていくようで、少しずつ味に深みと広がりがでてきます。コリアンダーを入れると爽やかな風味に、ホアジャオはちょっと刺激的な味わいにしてくれます。大きなチャーシューも魅力的で、これでパクチーをくるんで食べるとかなり美味。
これに味をしめ、「イケる」と思った筆者、さらに激辛という「黄孔雀」(990円)にもトライすることに。

こちらは標準の辛さが10辛とのこと。麺は女性に人気というさつまいも春雨麺(+50円)、トッピングはパクチー根の天ぷら(+150円)、スパイスはクローブとクミン。意気込んでスープをひと口すすってみると、思わず咳き込んでしまうほどの刺激! か、辛い! これはホントの激辛! スープふた口目で唇も舌もヒリヒリし始めます。

あっという間に汗だくになった筆者。さつまいも春雨麺はところてんのようななめらかな舌ざわりで美味しいのですが、何と言ってもこの辛さに完食を断念しそうになります。何しろ食べながら何度も「ヒィ~!」と叫びたくなるほど辛いんです。それでも気合いを入れて、クローブとクミンを投入。これがまた味覚への刺激を加速。別皿で提供されるパクチー根の天ぷらは春菊天のような食感で、口直しに食べつつ、ようやく完食。けっこう体力を消耗しました。
さて、スパイスといえばクローブは老化防止、クミンは抗がん作用、黒胡椒はダイエット、ホアジャオは消臭作用、コリアンダーは血糖値上昇抑制、ジンジャーは免疫力アップなどの効果が期待できるとされています。そういえば、味もちょっと漢方薬のような爽やかさがありました。発汗も促されるので、これからの季節にちょうどいいかもしれません。
(取材・文◎松本壮平)