東松山の『恵比須屋食堂』で極厚すぎるデカ盛りかつ丼を食べてきた

東松山の『恵比須屋食堂』で極厚すぎるデカ盛りかつ丼を食べてきた
食楽web

 埼玉県にはトラックの運転手さんやガテン系のお兄さんたちが愛してやまない、知る人ぞ知る大盛り・デカ盛りの名店がある!

 ということで、今回訪れたのは東武東上線東松山駅から徒歩15分ほどの場所にある『恵比須屋食堂』。深谷東松山線の道沿いにあり、もしや昔はドライブスルーだったの? という雰囲気の建物。ビールでおなじみの恵比寿様がにっこり微笑む大きな看板が目印です。

ブランド豚「四元豚」の肉で作る「ソースカツ丼」。ゴハンは大盛り+100円、特大盛+200円
ブランド豚「四元豚」の肉で作る「ソースカツ丼」。ゴハンは大盛り+100円、特大盛+200円

 早速中に入り、メニューを開くと、「ソースカツ」に「カツカレー」、「とんかつ」など、カツ愛を感じるメニューが色々。そして、一番最初のページには、カツに使っている豚肉「麦育ち四元豚」の説明も。

「とことん美味しさにこだわった結果、チェスターホワイト種とデュロック種を含む、4種類の豚を掛け合わせました」なるほど。だから四元豚、ってことなんですね。

 飼育期間の抗生物質と成長促進剤不使用、生まれてから一度も病気をしていない健康な豚とのこと。これは食べるのが楽しみです!

 今回は店一番人気のソースカツから「タルタルソース恵比須カツ丼」、さらに「ライス特大盛」をセレクト。出てくるのをワクワクしながら待ちます。

「タルタルソース恵比須カツ丼」1527円+ライス特大盛200円。わかりにくいですが、カツとゴハンとの間に千切りキャベツが敷かれています
「タルタルソース恵比須カツ丼」1527円+ライス特大盛200円。わかりにくいですが、カツとゴハンとの間に千切りキャベツが敷かれています

 待つことおよそ10数分、出てきたのは、分厚いカツが山状に盛られた丼! 早速計測です。直径15cmの丼に、高さは約18cm、重さは器の重さ込みで1602g。空の器が460~490gなので、推定ですが1.2kg超えです。

「1枚240gの麦育ち四元豚の肉を2枚。ソースはウスターソースと中濃ソースにプラスアルファを足した自家製ソースですね。いい肉を使って、脂身を削いで軽くしたのち、衣は薄く。麦育ち四元豚の美味しさが感じられますよ」と店主。ソースの美味しさはもちろんですが、素材の美味しさを味わってほしい、ということですね。

スマホよりも高い約18cmの山。断面を見てわかるように、肉が分厚い! 某ご当地名物のソースカツとは別物! 厚さ、迫力が違う
スマホよりも高い約18cmの山。断面を見てわかるように、肉が分厚い! 某ご当地名物のソースカツとは別物! 厚さ、迫力が違う

 丼の上に山盛りの分厚いカツ、そしてタルタルソース。ゴハンは見えません。あの~、これ、どうやって食べていけばいいですか?「うちは食べやすいように、取り皿とナイフ、フォークを一緒に出しているので、取り皿に一旦置いて、ゴハンとバランスよく食べるといいですよ」。お~。それは大口を開けたくない若い女子には嬉しい心遣いかも。

 でも、カツ丼の醍醐味といったら、やっぱりかぶりつくことでしょ! ということで早速一口目。カツをそのままかぶりつきます。分厚い、ジューシー、そして旨みが強い! 最初にソースの味が、途中で豚肉自体の旨みがブワッと口の中に広がります。旨みの波状効果が消えないうちにゴハンを追加投入。うま~い。

揚げた後なのに厚み2cmほど。でも揚げたてだから柔らか。ソース&タルタルで、ちょっと背徳感
揚げた後なのに厚み2cmほど。でも揚げたてだから柔らか。ソース&タルタルで、ちょっと背徳感

 続いては、タルタルソースをちょっと乗せてパクッ。さらに旨みの層が重なった感覚。ソースのコクに、肉の旨さに、タルタルのトロトロ&ちょっと爽やかさがさらに加わることで、あ~もぉたまらん! ソースとタルタルで、カロリーすごいかも、という背徳感を感じるけれど、止まらない重厚な味わい。

 時々千切りキャベツのシャキシャキが、ソース・タルタル・肉の三重奏に加わり、爽やかさが少しアップ。いわゆるご当地系ソースカツ丼の千切りキャベツより、タルタルソースがあることによって、よりキャベツがカツやゴハンと一体化することに。タルタルってすごいなぁ。贅沢な気分になってきます。

「実は、カレーラーメンも人気メニュー。FMラジオをきっかけに、口コミで広まったんだよ」と店主
「実は、カレーラーメンも人気メニュー。FMラジオをきっかけに、口コミで広まったんだよ」と店主

「タルタルソース恵比須カツ丼」は終日注文可能。そして、ソースカツ丼と同じぐらいカレーも人気メニューで、カレーの大盛り・特大盛もよく注文が入るとのこと。もちろん普通のカレーの他に、カツカレー、カレーラーメンなども注文できます。

「だから、最初にカツ丼を食べにきた人が、次にカレーを食べにまた訪れたり、その逆も然りでね。一回来るとリピーターになっちゃうお客さんは多いですよ」と店主。そこまで言われちゃうと、確かにカレーが気になってきます。次回は「恵比須カツカレー」のライス特大盛プラス、さらにカレールー大盛りもプラスで食べに来なくては! もしかしたら2kg超えるかも!? 近いうちに再訪決定です!

(撮影◎小嶋裕 取材・文◎石澤理香子)

●SHOP INFO

恵比須屋食堂 外観

店名:恵比須屋食堂

住:埼玉県東松山市石橋1570-2
TEL:0493-24-4060
営:11:00~23:00(L.O.22:30)※中休みをとる場合あり
休:不定休
※価格は全て税抜