
2014年に日本で公開された映画『シェフ』をご覧になりましたか? この映画で一躍有名になった食べものといえば「キューバンサンドイッチ」。ハムとチーズ、ローストポーク、ピクルスなどをパンに挟み、ホットサンド機でプレスして焼いたホットサンドです。その名の通りキューバ発祥ですが、キューバ移民が米国のフロリダに持ち込み、そこで広まったと言われます。

ご覧になっていない方はぜひ観ていただきたいのですが、ラテンの音楽にのって元三ツ星シェフがサンドイッチを作るシーンが最高なんです。味も匂いもわからないのに、まさに胃袋を鷲掴みされるような“美味しい映像”です。
そんな映画のようなキューバンサンドイッチが、東京でもようやく気軽に食べられるようになりました。それが、今年5月に中野区にオープンした『サンセットビア FC』の一品です。

知人がたまたま、ここの「キューバンサンドイッチ」をテイクアウトしてきた際に半分食べさせてもらい、「あっ」と思いました。これ、『シェフ』の中で、主人公が食べていたのと同じ形だ!
知人からもらったそれは、焼いてから1時間以上も経って冷めているのに、パンは焼きたてのようにカリッ、そして具材のローストポークはさっぱり&しっとり。ハム、ピクルス、マスタードやバターの味など、とにかく味のバランスが素晴らしいのです。初めて食べた味なのに、「映画と同じ味だ~」と感激しちゃいました。
というわけで翌日、出来たてを味わうべく実際にお店に行ってみました。