驚異のトータル4kg超え! 7種の味が一度に楽しめる「若松屋スペシャル」を調布『若松屋』で食べてきた

驚異のトータル4kg超え! 7種の味が一度に楽しめる「若松屋スペシャル」を調布『若松屋』で食べてきた
食楽web

 数多のフードファイターを始め、大喰いの人なら一度は聞いたことがある有名メガ盛り店が調布市にあるって知ってますか? 佇まいは普通のお蕎麦屋さんですが、メニューをめくってみると、普通盛りのおそばや丼などのほかに、「メガメニュー」13種、さらに「ちょいメガ!」メニュー10種まである、驚異の品揃えです。

 京王線布田駅から徒歩5分ほどの場所にある『そば処 若松屋』で、メガメニューの中でも最大のボリュームを誇る「若松屋スペシャル」に挑戦してきました!

「若松屋スペシャル」5,500円、メインの丼は直径約27cm、器の深さは約8cm
「若松屋スペシャル」5,500円、メインの丼は直径約27cm、器の深さは約8cm

「スペシャル」と名がつくだけあって、作っているところを見ているだけでも圧倒されます。
 まずは大きな炊飯器からゴハンを約2kgよそい、そのゴハンの山の斜面に、カツ丼、チキンカツ丼などの上の部分、卵とじにしたものを乗せていき、さらに大きな豚の三枚肉を炒めたものも乗せたところで、厨房の奥では油で揚げる音が。野菜の天ぷらと大きなエビのエビフライが上がったところでゴハンの上に。どんどんおかずが盛られていき、最後にいくらを乗せたら、ゴージャスな丼の完成です。

高さはエビの尻尾のところで約22cm。重くて片手では絶対に持てない! 両手で持ってもプルプルするドッシリ感!
高さはエビの尻尾のところで約22cm。重くて片手では絶対に持てない! 両手で持ってもプルプルするドッシリ感!

「親子丼、カツ丼、天丼、焼肉丼、イクラ丼、大きなエビフライにカレー。これら全てをひとつにした丼なんですよ」と店主の原島さん。たしかに夢の共演です。しかし、デカすぎる! 重すぎる! これ、完食した人いるんですか?

「フードファイターでテレビに出ている人は、みんな完食していますよ」。やはり、神の胃袋を持っている人だけですよね。
「いえいえ、テレビには出ていない大喰いの人たちも完食していきますね」。テレ東さん、まだまだ大喰い新人の発掘は可能みたいです!

 ちなみに、若松屋スペシャルがメニューに登場してから約50人の人が注文したそう。食べきれる自信がある人しか頼まないので、ほとんどの人が完食するとのことです。

重さは5,115g。器の重さが約1.5kgなので、実質3.5kg。1リットル近くある味噌汁とカレーで、おそらくトータル5kg近く
重さは5,115g。器の重さが約1.5kgなので、実質3.5kg。1リットル近くある味噌汁とカレーで、おそらくトータル5kg近く

 ずっしり感じる器を持ち上げ、測ったところ、中身は約3.5kg。計測を終え、いよいよ実食です。ここでふと疑問が。「あの~。どこから食べたらいいですか?」すきまなく埋められたおかずに、別添えのカレーに、丼で出てき大量のお味噌汁。何もかもが多すぎて、ハシなの? レンゲなの? もしや手なの? もぉどうしたらいいかわかりません。

2種のカツの卵とじからでる、甘辛ツユがしみたゴハンもおいしい~!
2種のカツの卵とじからでる、甘辛ツユがしみたゴハンもおいしい~!

 すると、小皿とレンゲを出してくれて「エビフライを一旦小皿において、好きなところから味わうのがいいですよ」とのこと。そり立つエビフライを一旦脇に置き、まずはカツ丼エリアから。甘辛のツユ、しっとり卵、カツの旨さが三位一体となって、一気に幸せな気分になれます。

 次は天丼エリア。揚げたてのナスがでかい! エビフライといい勝負の大きさです。こっちでもツユの旨さを感じ、えっと次は……ゴハンの熱で温まる前にイクラ丼エリアを! クルクルと違うエリアを少しずつ攻めているせいか、ちっとも飽きない。むしろ楽しく食べ進められます。

レンゲから余裕ではみ出る豚の三枚肉「焼肉丼エリア」。これまたウマイ!
レンゲから余裕ではみ出る豚の三枚肉「焼肉丼エリア」。これまたウマイ!

 80年以上続く老舗そば店だけあって、どのおかずもおいしい! クオリティが高い! しかも食べ飽きることがない。あるのは満腹感がいつ訪れるのか、という心配だけ。口は欲しがるのに、お腹はパンパンになっていって、もう少しで限界、という状態です。ほぼ2/3ほど食べ進めたところで、いよいよ丼最終形態の登場。それは「カレー」です!

ゴハンにのっていたおかずをほぼ食べきったところで、別添えのカレー投入!
ゴハンにのっていたおかずをほぼ食べきったところで、別添えのカレー投入!

「おかずがなくなって、ゴハンだけになったらカレーをかけて食べてください」と店主。通常、カレーは後から出してくれるそうです。お腹いっぱいだけれど、ソバ屋のカレーって、なんでこんなにおいしいの! ここにきて食欲ちょっぴり復活。ほんのり甘くてスパイシーなカレーは、限界まできたお腹をしても、もっと食べたくなる味。たまらん!

ひとつひとつのおかずを丁寧に盛り付ける店主の原島剛さん。調布市の“大盛り”町おこしの盛り上げ役
ひとつひとつのおかずを丁寧に盛り付ける店主の原島剛さん。調布市の“大盛り”町おこしの盛り上げ役

「調布市は元々学生街ということもあり、最初はもりそば、カツ丼、カツカレーで大盛りを出していたんですが、SNSやツイッターなどで広がり、段々大きくなっていきました。“メガメニュー”は一人で完食するのは難しいので、1~2kgの“ちょいメガ”メニューも出すようになったんですよ」と原島さん。

 ちなみに「若松屋スペシャル」、1人で70分以内に食べきれば日替わりメニュー無料券をプレゼント。ただし完食できなかったら+500円のペナルティです。
 ちなみに、シェアも+500円でオーケーなので、4~5kgを食べられる人数で行くのもおすすめ。食べ残した分を持ち帰ることもできます。

 当然ですが、70分以内に完食不可能。プラス500円を払い、食べきれなかった分は持ち帰りに。口は欲しがるが体が拒否する、という、己の胃袋の容量の限界にたどり着きました。やっぱりフードファイターってすごい。

 おいしい、飽きない、でも満腹になって入らない! という、大喰い好きには満足度120%超え確実の若松屋スペシャル。次は、一人でも完食できそうな、“ちょいメガ”の盛りそばとか、2種の丼が楽しめる、“ちょいメガ”のハーフ丼とかにしようかなぁ。メガ盛りシリーズをいきなり挑むより、まずはちょいメガシリーズから挑戦するのがおすすめですよ。

●SHOP INFO

そば処 若松屋 外観

店名:そば処 若松屋

住:東京都調布市国領町1-13-4
TEL:042-482-2491
営:11:00~15:00(LO14:30)、17:30~20:00(LO)
休:金曜、第3木曜