約1.2kgのデカ盛り油そばを『東京麺珍亭本舗』で食べてきた!

約1.2kgのデカ盛り油そばを『東京麺珍亭本舗』で食べてきた!
食楽web

 学生街には美味しいメガ盛りがある! ということで、やってきたのは高田馬場。創業23年、早稲田~高田馬場エリアに鶴巻町店・西早稲田店など複数の店がある油そば専門店『東京麺珍亭本舗』の高田馬場店(理工キャン店)へ。

 暑い夏は、汁なし麺が食べたくなる! ということで、いざメガ盛り油そばに挑戦です!

券売機。メニューは4種。それぞれに好きなボリュームが選べる
券売機。メニューは4種。それぞれに好きなボリュームが選べる

 店に入り、まずは券売機へ。王道の「油そば」のボタンの列を見ると、並盛、大盛、W盛、トリプル盛、鬼盛の5種類が。すごい、こんなにボリュームを選べるとは! 並盛は1玉(140g)で、大盛が1.5玉(210g)、W盛は2玉(280g)、トリプル盛は3玉(420g)、鬼盛はなんと4玉(560g)。

 ちなみにこの麺の重さ、茹でる前の重さです。なので麺次第ですが完成時は1.3~1.5倍に増えて、プラス、タレや具が加わってくるのでおそらく倍サイズに。

 ということで、もちろん鬼盛のボタンをプッシュ。カウンター越しにスタッフさんに渡し、出来上がるのを待ちます。

 店内は席ごとに透明なパーテーションが置かれていて、食べるのに集中できる環境になっています。最近増えたな~アクリル板設置のお店。コロナ対策もきちんと考えられています。

「油そば(鬼盛)」1000円。チャーシュー、メンマ、温玉、ノリのシンプルな構成
「油そば(鬼盛)」1000円。チャーシュー、メンマ、温玉、ノリのシンプルな構成

 待つことほんの数分。出てきたのは、見るからに麺たっぷり、ゆでたてピカピカの麺が盛られた一杯。上から見てもタレは見えません。ということで、箸で思いっきりそこからかき混ぜてタレを全体に回していきます。

 重い。麺たっぷりのせいか、かき混ぜるのにずっしりくる。チャーシューもメンマもノリも、思いっきり混ぜ込んで、温玉もすっかり溶けて麺と一体化。うわ~たまらん!

鬼盛の場合、ラー油とお酢は各8周ずつ回しがけ!
鬼盛の場合、ラー油とお酢は各8周ずつ回しがけ!

 ここで、カウンターの前に書かれていた「油そばを初めて食べる方!」と書かれた食べ方の張り紙の指示に従います。(1)一番最初に酢とラー油をかける。(2)たっぷりと酢とラー油をかける。(3)ムラなく混ぜる! ということで、スタッフの方に聞いてみると「鬼盛なら各8周ずつかけるといいですよ」とのこと。酢はさておき、ラー油8周? なかなかすごいことになりそうだが…。ちょっとビビりつつもラー油8周、もちろん酢も8周かけて、さらに混ぜ合わせます。

 ここまできてひとまず計測。直径26cm、高さ9.5cmの器で、重さは1214g(器の重さを除く)。茹で前で4玉(560g)だから、完成品は具もタレもラー油やお酢も含め、2倍強のボリューム、ということですね。さすが鬼盛!

ラー油8周、酢8周かけて混ぜたが、意外とオレンジ色じゃない。タレもしっかり混じっていい香り
ラー油8周、酢8周かけて混ぜたが、意外とオレンジ色じゃない。タレもしっかり混じっていい香り

 味の調整も終えて完璧になったところで一口! 麺モッチモチ、そして、あれ? 辛くない。ふわっと香る程度で、後味に爽やかさを感じられるぐらいの辛さ。お酢の酸味も8周もかけたのに強くない。タレ、酢、ラー油の三位一体感がモッチモチの麺と絶妙なバランスです。もっとラー油とお酢、かけていいかも、って思っちゃうぐらい。

 しかし、食べ進めていくうちに、じわじわ辛味が口の中で蓄積されていきます。それが心地よい痺れに感じられるから不思議。「卓上には酢とラー油の他にドロ唐辛子が置いてあるので、辛味がもっと欲しい、という人は、ぜひ入れてください」。とのこと。自分好みの酢・ラー油の配分と、ドロ唐辛子で、理想の油そばが作れそうな気がしてきます。

「冷める前にかっこむこと。何も考えずに食べること。これが鬼盛攻略法です」(広報担当の小林さん)
「冷める前にかっこむこと。何も考えずに食べること。これが鬼盛攻略法です」(広報担当の小林さん)

 ちなみに、なぜ鬼盛をメニューに作ったのか聞いてみると、「学生街に位置するので、安い値段で学生が腹一杯食べられるように考えたんですよ」とニッコリ。最大でどのくらい食べられるのか、従業員の皆さんで実験して、4玉ならなんとか食べられるだろう、ということで誕生したとのこと。実験に参加した従業員さんの中に、1.2kgを食べられる人がいたことがすごい気もします。

 この鬼盛、多い時では月に200杯ぐらい注文が入るとのこと。モッチモチの麺にしっかり絡むタレ、そしてドバドバかけても好バランスだったラー油とお酢。気がついたらあっという間に完食できちゃう美味しさだった、『東京麺珍亭本舗』の「油そば(鬼盛)」。次回はプチプチ明太子入りの「背脂明太油そば(鬼盛)」(1200円)にしようか、厚切り&角切り、2つのチャーシュー入りの「焼豚盛油そば(鬼盛)」(1400円)もいいなぁ~。

 しかし、汁なし麺だけあって、鬼盛は食べた後、ものすごくお腹が膨れてきます。お腹の皮パンパン状態に。腹持ちもめちゃくちゃいいです。なのでウエスト緩めの服で行くのがおすすめだと思います。本当、大満腹でした!

(取材・文◎石澤理香子)

●SHOP INFO

東京麺珍亭本舗 高田馬場店(理工キャン店) 外観

店名:東京麺珍亭本舗 高田馬場店(理工キャン店)

住:東京都新宿区高田馬場1-12-1
TEL:03-5292-9711(株式会社ヒット内)
営:11:00~23:00(L.O.)
休:なし