焼肉店の本気肉丼! 「鬼(おに)く丼」という名の絶品イチボ丼を食べてきた

焼肉店の本気肉丼! 「鬼(おに)く丼」という名の絶品イチボ丼を食べてきた
丼からはみ出すほどに並べられた牛の希少部位・イチボ

 肉好きにはたまらない丼を、またまた発見しました。地下鉄銀座線・浅草駅から徒歩2~3分の『焼肉たん鬼』は、2017年秋にオープンしたばかりの焼肉店。独自の熟成方法で作った“熟成タン”が名物で、すでに大人気のお店です。ここのランチメニューに「鬼(おに)く丼」(2,500円)なるものがあるというではありませんか。そのキャッチフレーズは「レアステーキお肉をがっつり食す!」。これはさすがにスルーできません。さっそくトライしてきました。

 出てきた鬼く丼、丼メシらしくフタがしてあります。しかし肉がはみ出していて、これが期待感を高めてくれます。フタをとると「まあ♪」という声が思わず出そうに。美しいバラの開花といったところです。センターの“蕾”もかわいい。

センターの“蕾”がかわいくて食べるのがもったいない!
センターの“蕾”がかわいくて食べるのがもったいない!

 さっそく1枚を口へ。「うおっ」と声が出そうなほど柔らかい!「舌の上でとろける」という表現は、こういう肉を食べたときに使うものですね。トロ~リとしたやさしい舌触りがたまりません。さすが希少部位のイチボ(牛のお尻あたり)。いわゆる赤身肉ですが、脂身が少なく、旨みも十分にある肉です。

2種類のタレのほか、キムチや浅漬け、スープもついてきます
2種類のタレのほか、キムチや浅漬け、スープもついてきます

「味に飽きたらお使いください」と店長さんが持ってきてくれたのは特製の焼肉のタレと、大根、玉ねぎなどを使ったおろしダレ。さらに「炙ってお召し上がりください」と、目の前のロースターに火を入れてくれます。旨みとかすかな甘みがあって、そのままでも十分美味しいのに、そこに2種類のタレと、さらに炙ってもいいとは! 至れり尽くせりの丼です。これはお言葉に甘えるしかありません。

味に飽きたら軽く炙って食べてもOK!
味に飽きたら軽く炙って食べてもOK!

 焼肉のタレは甘辛く濃厚で、そのまま付けて食べてもいいのですが、軽く炙るといい感じに肉が締まって焦げ目も付くので相性抜群。おろしダレは玉ねぎの甘さがMAXレベルでこれまた最高の取り合わせ。あまりの美味しさに、肉の下のごはんもペロリと完食。肉好きは一度は食べてみるべき丼です。なにせ食べ終えた私が思わず「おかわり!」と言いそうになったほどですから。

(取材・文◎松本壮平)

●SHOP INFO

焼肉 たん鬼 外観

店名:焼肉 たん鬼

住:東京都台東区花川戸1-5-4プラド浅草
TEL:03-5830-7699
営:11:00~24:00
休:月