渾身のオススメメニューは「仔牛カツレツ」と赤ワインの組み合わせ

木田さん曰く、開店当初はフランス料理店だった『煉瓦亭』で、初代の木田元次郎さんが日本人向けの料理を出せないか、と試行錯誤して生み出したのが、フランス料理の仔牛のコートレットを基にした『ポークカツレツ』だったそうです。
「それが、うちの店がトンカツ発祥の店と言われる所以です。いまでもフライ系は天ぷら屋さんの感覚でサクッと揚がるよう生パン粉を使っているほど。だからまだ未体験の人におすすめしたいのは、カツ系の料理なんです。なかでもイチオシは『仔牛カツレツ』。また、季節限定のカキがおいしい時期のみに展開している『カキフライ』もオススメです」(木田さん)

筆者はいつもお酒とともにお料理をいただくことが大半なので「仔牛カツレツ」に何を合わせたらよいか伺ってみました。すると「赤ワインと合わせるのがおいしい」とのこと。そのアドバイスに従いオリジナル赤ワインをオーダーしました。
食べるのに夢中になってしまい、お肉の断面を撮り忘れてしまいましたが、サクサクした衣に柔らかく熟成されたジューシーな子牛のお肉と、よく煮込まれたデミグラスソースとのコンビネーションが素晴らしく、あっという間に完食してしまいました。
ワインとの組み合わせも最高でしたが、レモンサワーにも合いそうな軽さがあります。