【香港グルメ旅】香港随一と名高い広東料理の名店『富臨飯店』で至極のアワビ料理を食べてきた

【香港グルメ旅】香港随一と名高い広東料理の名店『富臨飯店』で極上の鮑料理を食べてきた
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●香港にある広東料理の超名店『富臨飯店』の鮑料理の旨さの秘密とは?

 香港でも屈指の高級広東料理店『富臨飯店』(銅鑼湾)をご存知でしょうか? 創業は1977年、スペシャリテは高級料理「煮鮑(にあわび)」です。

 創業者・故・楊貫一氏は、別名「アワビの王」と呼ばれる人物。ミシュランガイドにも、「象徴的な“阿一鮑魚”を考案したお店で、今日に至るまで、その煮鮑は、近隣や遠方からグルメな人々を惹きつける名物料理であり続けている」と絶賛されています。

『富臨飯店』は香港の銅鑼灣(コーズウェイベイ)にある
『富臨飯店』は香港の銅鑼灣(コーズウェイベイ)にある

 筆者には、死ぬまでに一度は食べてみたいと思っている名物料理が世界中にいくつかありますが、ここの「煮鮑」はまさにそのひとつでした。しかし、『富臨飯店』は香港屈指の高級レストラン。その中でも特に高級な煮鮑は、噂に聞くだけの憧れの料理でした。

落ち着いた雰囲気の内観
落ち着いた雰囲気の内観

 ところが先日、偶然にもこの『富臨飯店』のフルコースでいただける機会が訪れました。前菜からデザートまで連なるコースの中には、もちろん名物の「煮鮑」もあります。天にも昇る気持ちとはこのこと。

 しかも嬉しいことに2代目の総料理長・黄隆滔シェフにもお会いでき、なんと「煮鮑」の美味しさの秘訣を伺うことができました……!