ビールが止まらない!スパイシーさにノックアウトされるジャンボからあげ|第2回【カラアゲニストの「から活」日記】『焼き鳥 幸の鳥』名物 唐揚げ

第2回【カラアゲニストの「から活」日記】『焼き鳥 幸の鳥』名物 唐揚げ
食楽web

朝活、婚活、ソー活、妊活、終活……前代未聞の活動ブームの陰で、「から活(からあげ食べ歩き)」に余念がない、からあげのプロ=カラアゲニストたちがいることをご存知だろうか。これは、からあげの聖地・大分県中津市出身のライター松本壮平氏がお送りする、渾身のから活レポートである。

ビールと相性抜群のスパイシージャンボからあげ。

 和食に中華にイタリアン、ラーメンにおしゃれなカフェまで、あらゆるジャンルの飲食店が軒を連ねる東京八重洲地下街。ランチにも夜の一杯にも困ることのないエリアです。日本最大のターミナル駅だけあって、付近のビジネスマンのほか、地方へ出発する人や上京したての人も「おなかの癒し」を求めて集まってきます。

『焼き鳥 幸の鳥』は、そんな食のパラダイスストリート&激戦区にあり、昼は定食屋、夜は居酒屋として人気を集めるお店。30席ほどの店内はピーク時には満席になるほどです。 

 ここのからあげは、なんと言ってもその度肝を抜かれる大きさと量。メニューに「名物 唐揚げ 490円」と明記するだけあって、自信のほどがうかがえます。

 オーダーから5分ほど、出てきたからあげを見て、ホントに度肝を抜かれます。親子丼用としか思えないデッカイどんぶりに、ゴルフボール2個分ほどのジャンボからあげが7個も!食の細い人は食べきれないほどの大きさと量は圧巻のひと言。

 もちろん、大きさと量だけではありません。味も抜群。「シャリッ!」とした歯ざわりの衣には、かすかに“ふんわり感”もあり、歯の上でホロホロと崩れ落ちていくような食感がたまりません。肉はスパイシーで濃いめの味付け。ほんのりとしみ出てくる肉汁と相まって、食欲をそそります。アツアツが苦手な人は、惜しげもなく盛られたマヨネーズを付けて食べるのもいいでしょうね。

 ランチタイムは「唐揚げ定食 830円」もオススメ。こちらは同じ大きさのからあげが6個も出てきます。6個は多すぎる!という人のために4個のメニューもあるという気の利いたところもまた人気の秘密かもしれません。

 私にとっては、ランチよりも夜に行きたいお店。このスパイシーからあげはビールとの相性が抜群にいいのです。

●SHOP INFO

店名:「幸の鳥」

住:東京都中央区八重洲1-1 八重洲地下街中4号
TEL:03-5255-3113
営:11:00~22:30
休:無休

●著者プロフィール

松本壮平

ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。