レトロ喫茶の正統派タマゴサンド、フルーツサンド、カツサンドをピックアップ!
1.谷根千さんぽで人気の老舗喫茶『カヤバ珈琲』のたまごサンド(東京・谷中)

昭和13年創業の『カヤバ珈琲』は和洋折衷の木造建物が目を引く老舗喫茶。一度は惜しまれつつ閉店したものの、建築と空間そのものに価値を見出す地域のサポートを受け、復活を遂げました。特に2階が人気で、谷根千らしい落ち着いた風景を眺められます。

看板メニューの「たまごサンド」は、注文を受けてから作り始めるので、温かいのが特徴なのです。タマゴサラダは口当たりまろやかで、レーズン酵母で発酵させたパンはふっかふか。マヨネーズにディルを加え、洋風な香りが人気のポイントで、添えられたキャロットラペやスープまでも心まで満たしてくれる一皿です。
●SHOP INFO
カヤバ珈琲
住:東京都台東区谷中6-1-29
営:8:00~18:00(フードL.O.17:00、ドリンク・デザートL.O.17:30)
休:月曜(祝日は営業・火曜振替)
2. 遠藤周作の小説にも登場した『珈琲冨士男』のフルーツサンド(長崎・思案橋)

こちらも昭和21年創業の老舗喫茶。『珈琲冨士男』は、遠藤周作の小説にも登場し、文学ファンにも愛される名店。心地よい音楽が流れる店内は、地元客の憩いの場として、念願かなって訪れる観光客も和ませてくれる空間です。

名品と名高いのが、「フルーツサンド」。イチゴやキウイ、バナナなど季節のフルーツのおいしさを引き立てる、絶妙な甘さのクリームをたっぷりと。見事な調和なのです。一口ごとにフルーツの酸味や甘み、香りが口いっぱいに広がり、最後まで食べ飽きることなく楽しめます。
●SHOP INFO
珈琲冨士男
住:長崎県長崎市鍛冶屋町2-12
TEL:095-822-1625
営:9:00~19:00(L.O.18:30)
休:木曜
3. 東京を代表する名喫茶『銀座ブラジル』のロースカツサンド」(東京・浅草)

銀座で生まれ70年以上の歴史を重ねる『銀座ブラジル』。浅草に移転してからもファンに愛され続けている東京を代表する名喫茶。2階にある隠れ家的な店で、新仲見世の賑わいから少し離れ、落ち着いた雰囲気で過ごせるのも人気の理由の一つです。

そんな『銀座ブラジル』の名物が「ロースカツサンド」。ロースカツの脂が口の中でじゅわっと広がり、ジューシーな肉汁をふわふわのパンがしっかり受け止めます。カツの熱でしんなりしたキャベツの千切りと甘辛いソースが相性バツグン。これぞ喫茶のカツサンド。一生に一度は食べておきたい名品です。
●SHOP INFO
銀座ブラジル
住:東京都台東区浅草1丁目28-2
TEL:03-3841-1473
営:9:00~15:30
休:水曜