【銀座老舗グルメ】一生に一度は食べたい。『三笠会館』の「鶏の唐揚げ」はなぜスゴいのか

【銀座老舗グルメ】一生に一度は食べたい。『三笠会館』の「鶏の唐揚げ」はなぜスゴいのか
食楽web

 ビールがおいしい季節になりました。ビールのおともといえば、真っ先に挙がるのが「鶏の唐揚げ」。多くの飲食店で定番メニューとして出されていて、ハズレなしと言える組み合わせですよね。

 実はこの唐揚げを日本で初めて外食メニューとして提供した店が銀座にあります。それが老舗レストランの『三笠会館』です。さすが銀座、元祖の宝庫ですね。

並木通りに佇む『三笠会館』
並木通りに佇む『三笠会館』

 メニュー誕生にはこんな逸話があります。1925年(大正14年)、『三笠会館』は東銀座にかき氷屋として創業。のちに食堂となり、1932年(昭和7年)に銀座一丁目に支店を出しました。ところがその支店が思うように振るわず、維持に苦労していたそう。

 そこで先代社長と料理長が知恵をしぼった結果、「鶏の唐揚げ」をメニューに採用することに。すると、それが「うまい、うまい」とたちまち大人気となり、店が持ち直したそうです。すなわち「鶏の唐揚げ」が三笠会館を救ったのです。

銀座を代表するレストラン
銀座を代表するレストラン

 このエピソードからしても、それだけこのメニューが抜群においしく、そしてお店の思い入れとこだわりが詰まっていることがわかります。ということで、さっそくその「三笠会館伝統の味 骨付き鶏の唐揚げ」(5個・1500円)を実食してみましょう。