谷崎潤一郎の小説にも登場する銀座の老舗『ローマイヤレストラン』で食べられるステーキみたいな絶品ローストビーフとは?

谷崎潤一郎の小説にも登場する銀座の老舗『ローマイヤレストラン』で食べられるステーキみたいな絶品ローストビーフとは?
これが極ウマ「黒毛和牛ローストビーフ」!

●銀座で肉を食べる――という時、何となく鉄板焼やすき焼き、しゃぶしゃぶなどが思い浮かぶかもしれません。でも、ちょっと待った! 銀座にはローストビーフがめっぽうウマい最強の老舗があるのです。

 かの谷崎潤一郎の名作『細雪』にはこんな一節があります。

「妙子は銀座まで出かけるなら、話に聞いてゐるニュウグランドかローマイヤアへ行きたいと云ふので、ローマイヤアと云ふことにした」

 その「ローマイヤア」というのが、何を隠そう今回ご紹介する『ローマイヤレストラン 銀座店』です。

 ドイツ人のアウグスト・ローマイヤ氏が、母国が誇る食品を日本に広めようと1921年(大正10年)、ローマイヤ・ソーセージ製造所を創業。豚のロース肉を使ったおなじみの「ロースハム」はなんと彼が発明したものです。1925年(大正14年)には、銀座にドイツレストランをオープン。

銀座のあづま通りにあるビルの2F
銀座のあづま通りにあるビルの2F

 以降、さまざまな変遷があり、この『ローマイヤレストラン 銀座店』が新装オープンしたのは2019年のこと。ドイツ料理を中心に、ローマイヤ特製ローストビーフのオーダーカットや、オリジナルのロースハム、ソーセージなどを使った料理を楽しむことができます。